十二話 ページ12
そうと決まれば話は早い
僕たちは小舟に乗り込むと3人で先を急いだ
ザブンザブンと波の音
嵐でも晴天でも大好きな海
でも今回ばかりはそんな音が耳障りにも聞こえる
ローとは凄く仲がいいわけでは無いし
会話だって大した会話はした事無い、
でも僕は彼がとても、優しい事を知ってる
ローが背負ってる物を背負う事は出来ないけど、
でも、こんな所で死んでほしく無い
それは紛れも無い本心で
僕はローに回す腕の力が強くなる
もぅ、嫌だ…
大切な誰かを失う何て
大切な誰かが苦しむ姿なんて
考えたくも無い
そして
別れは突然やってくる
「風邪ひくよ？」
ロー「………」
ローは苦しそうにしながらも外でひたすら、彼の帰りを待っていた
僕は隣にしゃがみこみローに肩を貸す
僕が2人を見つけ出す間に彼とローの間に何があったのかは分からない
だけど、前とは違う彼へ向けるローの眼差しは
はっきりと分かった
コ「ここまでだ、A…お前はローの側についててやってくれ
すぐ戻る！オペオペの実を手に入れて」♪
ニッコリと微笑むコラさんの笑顔
僕は分かったと一言言い彼の言葉を信じた
僕とローは炎を眺めながらお互い体をくっつけて並んだまま、言葉こそないが、きっと想っている事は同じ…
そのままローが目を瞑ってどのくらい経っただろうか
燃え盛る炎や銃声
僕は表しようのない不安を抱えてひたすら待った
すると、聞き覚えのある足音が耳に入る
それと同時にパァと顔を上げ彼の笑顔を確認したと思いきやフワッと体が上へ上がったのが分かった
「！！？」
コ「………」
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星隠れの里(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です。 (2019年1月11日 16時) (
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作者名：れい | 作成日時：2019年1月11日 16時
