十一話 ページ11
一人で海に何て出たことの無い僕にとって容易い事では無かった
目撃情報や、航路を辿って半年がかりでようやく探し出したと言うのに
感動の再会も虚しく僕の目に入って来たのは
慌てた様子のコラさんと、苦しそうに横たわるローの姿
ドッドッド
駆け寄るや否や僕はローを抱え口へ自分の血液を流し込む
コ「………」
ロー「はぁ…はぁ……」
「………」
ジッとローを見ためた後、コラさんの方を向く
そして落ち着かない様子でローを見る彼を見て
僕はフワッと彼の頭に手を伸ばし
クシャッと髪を優しく撫でた
「良く頑張ったねっ」♪♪
コ「ッ！！？」(じわっ
彼の目に涙が溜まっていくのが分かる
コラさんの涙を見るのはこれが、2回目…
色々と僕の知らない事まで抱えてる彼
昔、そんな彼に僕の前では無理をするなと行ったはずなのに、、
こんな時まで必死に我慢しているのが分かった
僕は安心させる用にコラさんに伝える
「ローの病を僕は治せない、今は僕の力で一時的に命を取り留めているだけ…これは治った事にはならない、命はあっても、病状が治らない限りローは苦しみ続ける…」
僕の話を最後まで聞くと今度はコラさんが僕を安心させるように優しい口調でオペオペの実の情報を話す
これから、する事
ドフィの暴走をやっと止めれる…
嬉しそうに話す彼を僕は眺めながら思った
最初は恐怖しか無かった場所
僕の生きる意味だった場所
でも、彼が居なくなってその場所を抜け出した
無茶をするな
その一言がドフィからもらった最後の言葉
僕はとっくにドフィを裏切ってる
あそこに、僕の帰る場所は無い
僕が選んだのはコラさん…
彼なのだから
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星隠れの里(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です。 (2019年1月11日 16時) (
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作者名：れい | 作成日時：2019年1月11日 16時
