君が出すその色は (ページ7)

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ｼﾞﾌﾝ「ヌナ遅いな～～ヌナの分のお肉食べちゃおっと」

HC「やめときな、食べ物の恨み怖いから」

「そういえば小学生の頃だったか。ドンヒョガがAのアイスを食べてA大泣きした事があったなぁ」

「そうそう！それでパパに仕事帰りに買って帰って来てって連絡したのよ！」

ﾕｼﾞﾝ「でもあれ食べられて大泣きしたヌナより、ヌナに2日間無視されてたヒョンの方が大泣きしてたよね」

CL「あはは！やっぱヒョンシスコンなんじゃん！」

HC「ばっ！！違うってば！！しかも泣いてねーよ！」

JN「可愛い妹さんなんだね～笑」

HC「ふ、普通だわ！」

「何言ってんの～許してもらった次の日からしつこくAに付き纏って挙げ句の果てに『結婚するならオッパとしようね』って呪文のように言ってたじゃない』

HC「やめてぇぇぇぇ！！！！！！」

あはは！！！とみんなの笑い声が庭に広がる。
やっぱりヘチャナはシスコンだな決定だな。
何回か写真はないのかとか、見せてとか言った事はあるけど、一度も見せてくれなかったな。
無理に見ようとは思わないけれど、やっぱり頑なに見せてくれなかったら見たいという気持ちは大きくなる。

あ、でも、会えるんだ…。
なんだか少し緊張するな…。
特別な気持ちもないのに、何でこんなにワクワクしたりドキドキしたりするんだろう。
きっと、見せてと言っても見せてもらえなかったからだな。人は秘密にされると知りたくなる。きっとそんな感じだ。

ドキドキとワクワクが誰にもバレないようにヘチャナのお父さんが焼いてくれた美味しいお肉を頬張った。

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誰が1番お肉を美味しく焼けるか勝負する！とチョンロとチソンとユジンが意気込んでいたり、それを見守る俺やロンジュン、サッカーが得意のジフンがヘチャンとジェノにヘディングを披露していたり、それを座って見守るヘチャナのご両親がいて、いいなぁと物思いにふけっている時

ガチャン

と僕の後ろの方で音が鳴った。

ｼﾞﾌﾝ「あ！！！ヌナだ！！」

僕の後ろを指差しながら笑顔で言うジフナに続いて視線を後ろに向けた。

目に少しかかりそうな前髪を恥ずかしそうに指でいじりながら、透き通るような声で

『ごめんね、遅れちゃって』

『みなさん、こんばんは』

と空色のワンピースを着た君に

照れ臭そうに笑った君に

________________ドキン

と胸が鳴った気がした。