第168話 この人は託された ページ28
❁⃘*.゚
それから、禰豆子ちゃんが毒の回った天元さんを燃やして(言い方)、それに須磨さんが慌てて……色々あって(雑)、炭治郎がちゃんと説明をしてくれた。俺は傍観者。
「俺は鬼の頸を探します。確認するまではまだ安心できない。」
そう告げた炭治郎が、禰豆子ちゃんに背負われて走り去っていく。
………………え??
嘘でしょ?炭治郎って60キロくらいはあるんじゃないの??俺の限界値の倍ですか??ねず……禰豆子ちゃ……(真っ青)
「菖蒲。」
『俺は今日から禰豆子ちゃんにパワーで負ける菖蒲に改名します』
「どうでもいい、話を聞け」
『こわ』
かなりのショックだったんだがコイツ人の話聞かねぇや。さすが楸さんと仲良いだけあるわ。(?)
なんてくだらぬ事を考えていれば、グッと手を引かれた。これは少女漫画ならトゥンクするやつだが。(語彙がオタク)
気がつけば視界には胸筋が広がり、ポン、と頭を撫でられていた。
ん?(ん?)
「………判断を間違えたかと思った。…よく、生きて戻った」
『(………やっぱ、……そう、だよな)』
少し震えたその声に、全て察する。
煉獄さんの死も、もちろん、大いに、柱の皆さんの中には深い傷として残っているのだと思う。
……けど、この人にとって楸さんは。
柱の中でも仲がいいみたいだったし、あの人からも、沢山天元さんの話を聞いた。
そんな仲で友人が死んだと聞いて、たとえ自分のせいで無かったとしても、悔しく思わないわけがない。
ましてや、その弟が対峙するのが……楸さんを殺した俺たちの父親だと解っていれば。
『(……俺ならできない、そんな判断)』
色んな感情が混ざり合う。
そしてこの状況に終止符を打ったのは須磨さんだった。
「ずるいですよ貴方だけ!天元様!私も頑張りました!」
「ちょっと須磨!大事な場面でしょ!出しゃばらないでよ!」
「もう十分じゃないですかぁ!」
「こらこら……」
あー、嫁ズも尊いなこりゃ。(末期)
割り込まれたが胸筋ワールドもそろそろ飽きてきてたので全然構わなかった。
奥さんたちに囲まれて若干苦しそうにしている天元さんは滑稽……じゃなくて、愛されてるなぁと思いました。(作文)
『あ、そうだ天元さん。一つだけ聞きたいことが』
「何だ?」
『尾上家ってどこにあるか知ってますか?』
その質問に、彼は目を丸くした。
いや、ほんとに。尾上の人間である俺が知らないなんて前代未聞すぎるもんな。記憶喪失(設定)なもんで。
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リナ(プロフ) - トゥルピカさん» コメントありがとうございます!!描いてるうちにシリアスめちゃくちゃ増やしちゃう癖あるんでギャグ沢山ぶち込みたいと思ってます!嬉しいお言葉ありがとうございます! (2019年12月6日 7時) (レス) id: 4837a99168 (このIDを非表示/違反報告)
トゥルピカ(プロフ) - わお、おもしろい!です!なんか、こういうの好きですあのー、シリアスもギャグも入ってるの。うん、とりあえずすこです (2019年12月5日 22時) (レス) id: fdf27c346b (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - いおりさん» コメントありがとうございます〜!!そう言っていただけると嬉しいです…!更新頑張ります! (2019年11月17日 17時) (レス) id: 4837a99168 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - すごい面白い、、、。続きが気になります。これからもお体に気をつけて更新頑張っていただければと思います。 (2019年11月17日 16時) (レス) id: 6ba09b020b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リナ | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2019年11月16日 12時