仮面カップルを卒業したい。【宮治】【完】

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さっきまでストーカーの人への恐怖心でいっぱいだったのに、今はこんなにも治くんにドキドキしている。




ーーそうだ、私、今、治くんと手つないでいるんだ…っ！




意識し始めたら、
なんだか段々緊張と恥ずかしさがあいまって、顔が熱くなっていく。






ーーどうしよう、不謹慎だけど、
私、今すっごく幸せかもしれないーー







＊＊＊







『わあ、どのパフェも美味しそうで迷う…』





メニューには、抹茶パフェ、マンゴーパフェ、
苺パフェ、チョコレートパフェなど沢山の種類のパフェがあって、頬が緩んだ。





「なにとなにで迷ってん？」

『この抹茶パフェと苺パフェで迷ってる！』

「ほんならその２つ頼もうか」

『え？』

「半分個せえへん？そしたらどっちも食べれるで？」

『え、でも治くんが食べたいのものは…』

「俺、これ全部制覇してんねん」

『え？！』




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