9発目 ページ9
チュンチュンと鳥が鳴いて目覚めた途端に頭痛が襲った。なんだか昨日と部屋が違う気もするが時間帯によって印象が違うだけと思い痛む頭で考えるのをやめた。結局あの後もう一本も飲み干し、居酒屋を探し当て深夜まで飲みグワングワンと回る頭でなんとか宿まで戻ってきた……、はず。
『くっそ………、痛ぇ……。』
帰りの途中で薬屋に寄ろう、固く決意し扉を開くと左右に長い長い廊下が広がっている。速やかに扉を閉じ部屋を見渡すと宿屋より断然広くベットは私がいた跡があるが綺麗だ。
『マジか、帰ってきちゃった。』
携帯を開いて宿へ電話をしたが繋がらない、仕方がないので後でかけ直すと心に誓ってぺ神に二日酔いの薬を貰いに行くため髪と服を整えた。部屋を出て長い廊下を歩くと早番の兵士たちが丁度仮眠に入るところだったところに遭遇した。恭しく敬礼するものだから労いの言葉をかけてよく休むように言っているところにトントンがやってきた。
トン「なんだ帰ってたんや。」
『うるせぇ、私の部屋があそこにあるんだよ。睡眠を取りに帰って何が悪い。』
不機嫌な顔して話しかけるくらいなら無視していけば良いものを、濃く染み付いクマは眉間を抑えた大きな手のひらのせいで見えなくなってしまった。
『また徹夜か、自己管理出来ないやつなんかに説教されるやつの気持ちになれよ。』
トン「喧しいわ、お前みたいなやつに何がわかんねん。暴力女はさっさとこの国から出てけよ。」
『私は根に持つタイプじゃない。』
去ろうとしていたトントンはハテナを浮かべて睨む。
『でも今のは傷ついたよ？？』
トントンに胡散臭い顔で笑ってみせるが鼻で笑われた。失礼な野郎だ。
トン「あっそ」
医務室の扉を叩くとぺ神の優しい返事がした。扉を乱暴に開けるとすぐに嫌そうな顔をされた。
ぺ「なに、何しに来たの。」
『二日酔い。』
舌打ちをしながら薬品棚から丈夫な紙製の小箱を取り出して無造作に投げられる。額に角が当たった。コイツ狙ってやりやがったな、と落ちる寸でで薬をキャッチし額を抑えた。
ぺ「お前以外の兵士のための医務室なんだから二度と来ないで。」
『うるせぇよ、やぶ医者。』
『あと、睡み』
言い終わる前に瓶が投げられたが今度はちゃんとキャッチした。
ぺ「さっさと出ていけ、仲間に暴力を振るうようなやつ患者じゃない。」
『安心しろ、私はやぶ医者を頼るくらいなら死を選ぶ。』
部屋を出るとドッと疲れた。
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オバケ(プロフ) - うぃるそんさん» ほとんど僕のなりたい理想の女性像を元に作っているのでそう言っていただけて嬉しいです！夢主の夢小説……？ちょっと面白そうやんけぇwwうちの子反応集とか作ってみたいな、と思ってるので短編くらいだったら作れると思いますよww (5月7日 23時) (
レス) id: fd8a4e3138 (このIDを非表示/違反報告)
オバケ(プロフ) - たんぽぽさん» 結婚は心に決めた人がいるのですみません♡嫌な運命感じてますねぇ……、wwがんばります！！ (5月7日 23時) (レス) id: fd8a4e3138 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ - うわああああああ神作です好きですん結婚してください(((ヒロイン(笑)が自分の大っ嫌いな奴と名前同じな上に性格も似てて運命感じましたわ…これからも頑張ってくだせえ！ (5月7日 20時) (レス) @page29 id: 88300bd064 (このIDを非表示/違反報告)
うぃるそん - わ、口調も性格もめちゃくちゃ大好きです夢主の夢小説を作ってくれ(？)これからも更新頑張ってください！ (5月7日 20時) (レス) @page29 id: 4b19bdf32e (このIDを非表示/違反報告)
オバケ(プロフ) - 葵斗(あおとね？あおいとじゃないよ？！)さん» そうですよー！でも安易に退場させる気もないので全然結末考えてないけど楽しみにしていてください！口論はやはり機転と知性がいりますからね、僕には無理ですwww (5月7日 1時) (レス) id: fd8a4e3138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オバケ x他1人 | 作成日時：2024年3月20日 2時
