17発目 ページ17
レパ「夜分に失礼します。しんぺい神さん治療をお願いしたくて。」
『ちーっす』
丁寧な言動のレパロウに対して心底うんざりしたような態度で入室する。
ぺ神「……、座れば。」
副隊長のレパロウの手前ただの軍医が私を無下にすることも出来ずに対応してるのが面白すぎる。我らが国は一応民主政治なので兵士も民間の出の者が多い。下手したらグルッペンが総統で無くなる事もありうるのだ。
『良いから包帯だけ頂戴。』
左手を乱暴に差し出して包帯だけ寄越せと言うが何も言われないので仕方なくドカっと座って肘を見せる。
『ん！』
ペ神「うわ…、何したのこれ。」
レパ「ヒイロ様に襲われました。」
『おい。』
私が口を開く前にレパロウは答えると厳しい目でぺ神を見つめる。
レパ「何か知ってるんじゃないんですか。」
クエスチョンのつかない疑問形に微かな怒りと猜疑心を含む。どの幹部も兵士の目のあるところ、街の人の目があるところでは私にもフレンドリーに話しかける。レパロウが今までの私が受けた待遇を知らなくても無理はない。
ぺ神「……、優秀な部下を持ったんだねA。レパロウ、だけどその愚直さは命取りになるよ。」
『これ以上口を開けば2度とペンを持てなくしてやる。剣もメスも然り、2人とも困るだろう？』
レパ「……、すみません。」
ペ神「……さっさと腕見せて。」
ぺ神は私の腕に触れると傷口を軽く診て針と糸、あと麻酔を取り出す。思いっきり刺されたからな、そこそこ深い傷なんだろう。
『い、痛いよな。』
レパ「麻酔はね、あんた刺されても平気なくせに針は怖いんですか。」
ぺ神「ほんと、意味分かんない。」
コイツらわかってねぇ、私は重度の注射嫌いなんだよ。
『レレレパ、レパロウ。手、手握ってて。』
レパ「え、嫌ですけど。」
隊長のピンチに助けを出さない副隊長とかマジ使えん、手くらい良いじゃん！
『この際ぺ神でも良い、お願い本当に怖い。』
ぺ神「嫌だけど。」
このヤブ医者！と叫ぼうとするとすでにぺ神の手には麻酔針が……。
ぺ神「レパロウ、抑えて。」
レパ「はい。」
レパロウが私を後ろから羽交い締めに、ぺ神が脚を抑えて針が肌に近づく。
『お前らさっきまで険悪だったくせにこんな時だけ素晴らしいコンビネーション見せるな！』
深夜だと言うのにちょっとした悲鳴が城内に響いて数日後にトントンが騒音が酷いという匿名目安箱を大量に抱えているのを目撃した。
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オバケ(プロフ) - うぃるそんさん» ほとんど僕のなりたい理想の女性像を元に作っているのでそう言っていただけて嬉しいです！夢主の夢小説……？ちょっと面白そうやんけぇwwうちの子反応集とか作ってみたいな、と思ってるので短編くらいだったら作れると思いますよww (5月7日 23時) (
レス) id: fd8a4e3138 (このIDを非表示/違反報告)
オバケ(プロフ) - たんぽぽさん» 結婚は心に決めた人がいるのですみません♡嫌な運命感じてますねぇ……、wwがんばります！！ (5月7日 23時) (レス) id: fd8a4e3138 (このIDを非表示/違反報告)
たんぽぽ - うわああああああ神作です好きですん結婚してください(((ヒロイン(笑)が自分の大っ嫌いな奴と名前同じな上に性格も似てて運命感じましたわ…これからも頑張ってくだせえ！ (5月7日 20時) (レス) @page29 id: 88300bd064 (このIDを非表示/違反報告)
うぃるそん - わ、口調も性格もめちゃくちゃ大好きです夢主の夢小説を作ってくれ(？)これからも更新頑張ってください！ (5月7日 20時) (レス) @page29 id: 4b19bdf32e (このIDを非表示/違反報告)
オバケ(プロフ) - 葵斗(あおとね？あおいとじゃないよ？！)さん» そうですよー！でも安易に退場させる気もないので全然結末考えてないけど楽しみにしていてください！口論はやはり機転と知性がいりますからね、僕には無理ですwww (5月7日 1時) (レス) id: fd8a4e3138 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オバケ x他1人 | 作成日時：2024年3月20日 2時
