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「寂しかったから、俺の部屋来たの？」
『……ちょっとだけのつもりだったんです………でも、何故か涙が出てきちゃって…………私、そこで初めて自分が寂しかったことに気付いて…。』
「…うん。」
『……出来心で、ベッドに横になってみたんです。そしたらだんだん眠くなってきて……勇斗さんは帰ってくるの遅いし、ちょっとだけなら、って……。』
…多分泣き疲れたんだろうな。目が腫れちゃってる。
「怒らないし、怒れないよ。……そんな寂しい思いさせちゃってたんだね。」
『やっ、違いますっ！勇斗さんのせいじゃありませんからね！』
慌てて否定するAの気持ちも嬉しいけど、そもそも俺が結婚した理由は彼女と一緒にいたいからだ。
「…仕事は大事、それは分かってる。……でも、寂しいものは寂しいよ。」
『……はい、』
頬に添えたままだった手にAから零れ落ちた涙が伝う。
このまま、彼女の温もりを手離すなど、到底考えられなかった。
「…明日、休みだよね？」
『……はい。』
「……このまま、ここで寝ていくよね？てか帰す気ないけど。」
『……………………は、ぃ。』
「ん。」
じゃあおいで。
パッと広げた腕の中にAは一度立ち上がって真正面から飛び込んできた。
「っうぉ、……あったかい。」
『さっきまで眠ってましたからね。』
ちょっと機嫌良さげなAが俺の耳元で笑う。
頭を撫でて、Aが顔を上げたタイミングで見つめあった。惹かれ合うようにして距離が近づいて、Aが目を閉じる。
ちょっとしょっぱいAの唇を啄むようにキスをして、寂しさを埋められるように身体はぴったりくっつけた。
『んっ、…はぁ、』
「あれ、疲れちゃった？」
泣くのって体力使うもんね。
くったり俺に体を預けるAの髪を優しく撫でてからそのまま頭を抱き込んで、
一緒にベッドに倒れ込んだ。
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親子丼(プロフ) - ヒーターさん» ヒーター様！今回もコメントありがとうございます！続編の方も着々と準備を進めておりますのでお楽しみに…。 (2020年10月30日 6時) (
レス) id: 72c92659fa (このIDを非表示/違反報告)
ヒーター(プロフ) - 親子丼様 お久しぶりです。更新お疲れ様です!今回もとても面白かったです。続編も心待ちにしております。体調崩さないようご自愛下さい。 (2020年10月29日 23時) (レス) id: 62477fd0cd (このIDを非表示/違反報告)
半分ニートガール(プロフ) - ﾋｨｯ……！ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞすきです。好きが爆発しました(？)マセガキだったのねりくくん……！磯村さんwww仮面ライダーしてたのにw怪人wwwリクエストに応えて下さりありがとうございました！！ (2020年10月29日 17時) (レス) id: 94956eabef (このIDを非表示/違反報告)
親子丼(プロフ) - 半分ニートガールさん» ありがとうございます…！多分この作品の主人公ちゃんは妊娠しないと思うので、何か、こう、良い感じにリクエスト消化しますね(？) (2020年10月28日 21時) (レス) id: 72c92659fa (このIDを非表示/違反報告)
半分ニートガール(プロフ) - おぎゃぁ嫁ちゃん可愛すぎかよ……わざわざ補充しておいたんだね可愛いね結婚しよう(？) ほんっとにこの作品好きで…！出来ればなんですけど！ほんとに！！出来ればでいいので年少さん位のお子さんがいる設定を見てみたいです！！まだ嫁ちゃん妊娠もしてませんけど！！ (2020年10月28日 17時) (レス) id: 94956eabef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：親子丼 | 作成日時：2020年9月11日 8時
