親友が同級生にビンタをしていた【呪術廻戦】

真相3 ページ9

元に戻る方法を探して早数日。
悟が私の体でなにかやらかさないかと、不安で一杯な私は悟と行動を共にするようになった。

誰もいないことを確認しては、元に戻る方法を議論する。しかし、結局答えにはたどり着かない。

このまま一生この体なんじゃないかと思うと、死にたくなる。だって、この私に五条家の責任とか背負えるわけなくね？
無理でしょ。

「ねぇ、悟。なんか良い方法ないわけ？」

「あー？そのうち直るだろ」

そのうちっていつですかー？
あれ、もしかして最強の悟様でもこの状況にはお手上げ？あれあれあれ〜？

「うぜぇ」

おいこら、思いっきり殴ったな。お前、許さない。
痛いだろ。

「それより、お前の体弱すぎねぇ？」

「おっとぉ……戦争かな？受けてたつよ？」

今の悟には勝てるからな私。なにせ、今の私は悟なのだから。いや、ちっとも嬉しくない。なんで私が私をぼこさなきゃいけないんだよ。いやそもそも私が私をボコすってなに。

あの呪霊マジで許せねぇ。こんなややこしいことしやがって。

とりあえずムカついたので、足をひっかけてやった。体幹が弱いわけでは決して、決してないが、私の体、中身は悟はよろける。それと同時に、私を道連れにしたいのか、咄嗟に伸ばされた手に私が回避する暇もなく………。二人して転倒した。

……ん？なんだろう。柔らかいものがあたって……ん？？

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