お願いだから、今だけ話を合わせてください【呪術廻戦】

今日だけ『夫』で ページ16

「ねぇ、夏油。今日楽しかった？」

「……疲れたね」

「………………私の方が疲れたと思う。」

「うるさい君を制御した私の方が疲れたと思うよ」




うるさいってひどくなぁい？？？？私は必死だったのにさ！！！


「あと、A。もう私の妻は終わったのかい？」


「え、ぁ……はい？」



夏油から『妻』って単語が出てくるとは思わなかった。てか、『私の妻』ってやばいな？？？破壊力すっごい。ひゃーーー照れますね、これ。



「今日１日が終わるまでは、夏油は夫だけど……ねぇ、もうこの際だからぶっちゃけるけど、最近暗いよね？なんで？」

「そんなことを聞くためだけに、あんなこと言ったのかい？」


そんなこと！？私にとっては重要なんですけど！？


「だって夏油笑ってくれないんだもん。笑わない夏油は嫌い」

「………」


驚いたように目を見開く夏油。
あ、ごめんね、嫌いとか言って。でも暗い顔してる夏油はやっぱり好きじゃない。

いつもみたいに悪ふざけして、馬鹿なことしてる夏油が私は好きなのだ。見てると楽しいし。


「Aは私のことが好きなのかい？」

「うん。だってマブダチだもん。」

「……マブ、ダチ……」


あれ、なんか落胆してる？なんで？？喜ぶところじゃない？？マブダチって嬉しいよね？あれ？嬉しくないの？私だったら跳び跳ねて喜ぶのに。


「……場所を変えようか」

「うぃっす！」

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