お願いだから、今だけ話を合わせてください【呪術廻戦】

今日だけ『夫』で ページ14

最近、あの最強コンビに違和感を感じる。
とある任務を終えて以来、二人とも暗い。
五条は反転術式覚えちゃうし。ずるい、私も覚えたい。


でも、以前とは違う違和感が二人にはあった。夏油は笑顔が減った。


なんでだろう。何も話してくれないし、一緒にいる時間も減った。夏油、何があったの？あの天元様の任務で、一体なにが……？

笑わない夏油は、少し嫌い。




だから、私はいつもの回らぬ頭でとんでも発言をしたのだ。





「夏油、今日だけ私の夫になって」

「は？」








あのときの私へ。

もう少し考えてから発言してくれ。




冷静になった私へ。
頑張ってください。



と一人文通を脳内で終わらせ、私はチラリと夏油を見る。本人はまだ処理が追い付いていないのか、ポカンとしているし、側にいた五条は驚いて口が開けっぱだし、硝子はヒューと口笛をならしていた。

ごめん、硝子。私と夏油は恋人でもなんでもないんだ。

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