甘特急 .。

○おがさわらくん と かぜ ページ26

.





海「 もしもし 、A どした ？ 」

『 海く … 今日 お仕事 何時 まで 』

海「 おま、どうした その声 」

『 えへ 、風邪 引いたかも 』

海「 かもじゃないよ 、絶対 引いてる 。
熱 は ？ 測ったの ？ 」

『 … 38.2 』

海「 高熱 じゃんか 、 仕事 今日 夕方 で
頑張れば 抜けれるから 抜けるわ 」

『 駄目 だよ 、海くん いないと 迷惑 かけちゃう 』

海「 大丈夫 だから 。ちゃんと 飯食って
とりあえず 寝てろ 、 分かった ？ 」

『 .. はい 』



海くん に 言われた通り 自分 で お粥 を 作って
ちゃんと 口に運ぶ … けど クラクラ しんどくて
結局 2口 くらい食べて ソファ に 倒れ込む 。
視界 が 揺れて そのまま 眠りについた 。





体 が 軽くなる 感覚 に 襲われる 。




よく分からない ふわふわ に 包まれる 。




" 遅くなってごめん " 大好き な 声が聞こえる 。




『 ん 、 海 く ん ？ 』

海「 A ？ 起きた ？ 」

『 海くん 、 ごめん 』

海「 今 は 俺のことより 自分 のこと 考えて 」

『 うん 』

海「 熱 、 測ってて ？ お粥 取ってくるから 」

『 … や 。 』

海「 ん ？ 」




ドラマ とか 漫画 で よく見る 、
自分 が そんなことするなんて 。
何も考えず でてきた 。びっくり 。
でも 離れて欲しくなくて 。



海「 か、可愛いよ 。 でも 、 食べないと 。
だから 待ってて 、 すぐ 帰ってくるから 」


優しい 海くん に 頷くことしか出来なくて 。


海「 ね 、 早かったでしょ ？ 」

『 早かった 。 熱 、 下がってない … 』

海「 あら 〜 、 ソファ で 寝てたしな 、
とりあえず 起きれる ？ ちょっと でも 食べよ 」

『 ありがとう 』



１人 じゃ 全然 食べられなかったのに
海くん が 運んでくれると 驚くほど 食べやすい 。
最後 の 1口 まで 残さず 食べ切って 薬 を 飲むと
また 酷い 眠気 に 襲われる 。


海「 ふふ 、 眠いな ？ いいよ 寝な ？ 」

『 海くん 、 一緒 に 』

海「 もう 、そんな可愛いこと 言われたら
我慢 出来なくなるでしょ ？ するけど 、
ほら 、 そっち詰めて 一緒 に 入るから 」

『 ふふ 、 海くん だいすき 』



次の日 、 海くん の おかげ で
すっかり 元気 に なりました 。





.

○くさかわくん と おかえり→←○むらたくん と でんしゃ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す