JW短編集 (ページ1)

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後輩 (赤) ページ1

あれ？

なんか…胸のあたりが...

フワフワしてる...

｢んっ、、｣

『あ、やっと起きました？』

目を開けると、そこにはニッコリ微笑む重岡君がいた。

『笑。まだボーっとしとる。可愛い、、』

そう言って私に覆いかぶさり、キスしてきた。

(なんでこんな事に？)

キスしながら考える…

たしか、今日は会社の飲み会だった...

【数時間前】

『先輩！飲んでますか～？』

いつも元気な重岡君。人懐っこい子で、いっつも私に好き好きアピールしてくる。
カッコイイし、会社でも人気あるし、悪い気はしないけど、冗談なのか本気なのかは分からない。

しばらく飲んで、終電なくなる～って、みんな解散した。

『先輩ちょっと飲み過ぎたんとちゃいます？ふらふらやんw』

｢ん～、そんな事無いよ～｣

『ははっ、俺送ります。』

で、タクシーに乗って、うちに来たんだよね…

あ。。。だんだん思い出してきた。

私、酔って、変なスイッチ入ったんだ、、、

タクシーで重岡君の手を握ったら、彼、ビックリしてた。

部屋まで送ってくれて、帰るのを、私が引き止めたんだった。

｢帰んないで...｣

『先輩...俺、我慢できひんくなるよ？』

いいムードになって、ソファーで飲み直してたら寝落ちしたんだ、、、！

最悪だな。私。