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悪魔は嘲笑う ページ4

想像にふやけているとAは"な...なんでこんなことするんですか"と涙ぐんでそう聞いてきた。
そんな馬鹿らしい質問に思わず笑ってしまった。
"ほんっと馬鹿なんだなお前"口角を上げにやりと俺はAに言う。




"だから、お前に惚れたんだよ好きなんだよ、お前の全部が欲しいお前だけが俺の特別。だぁいじょぶ、俺はそこら辺の雑魚と違って強いからお前の事も守れるし、心配なんてさせねぇーよ、金のことなんて心配しなくていいジジイ達から山程貰えるし、だからな、




俺の嫁になれよ






正気のない俺の言葉に相当怯えたのかぽろぽろと涙を流す。
その顔にすら愛おしさを覚える俺はAの頬に優しく手を添え"可愛いなお前って本当に"子供らしく俺は笑ってみせた。
それでも泣き止まないAに優しくキスってやつをしてやった。
俺にとっては初めてだったけどAはどうなんだろうなって言う疑問を抱えつつ俺は問う。




"で、俺と結婚してくれんの?"





必死に言葉を紡いで"ごめんなさい"なんて言うものだから俺はその答えが面白くて愚かで馬鹿げていてなんとも滑稽だった。
不気味な笑い声を溢して"お前が俺から逃げられるわけねぇだろ?"深淵より深い青色で睨んでみせた。

被虐の同情→←平穏の終焉



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作者名:bqvvxy | 作成日時:2023年12月12日 20時

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