7話 ページ8
〜しめside〜
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龍「それにしても寒い。」
俺はAの隣でうずくまって、ココアで手を温めた。
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あ「しめ、冬にしては薄着。」
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今は12月だというのに、俺はコートだけ。
それにくらべてAは手袋とマフラー。
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あ「貸してあげる。」
Aはマフラーをとり、俺の首に丁寧に巻く。
マフラーを失ったAの首元は、冬の冷たい風が当たっていて寒そう。
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龍「なに男らしい事してんの?
それじゃ、Aが風邪引くでしょ。」
あ「私は大丈夫なの。
でもちゃんと返してよね。」
龍「Aが店に来ない限り返せない。」
あ「・・もぅ。」
ニヤッと笑う俺に対して、Aはほっぺを膨らまして見てくる。
カワイイ
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あ「分ったよ。
じゃ、絶対風邪引かないでよね。」
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そう言って店に戻ろうとするAの後ろ姿に
龍「なんでそんなに優しくしてくれるの?」
と、問いかけてみた。
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あ「ももの悲しんだ顔が見たくないだけだよ。」
そう言うと、ニコッと微笑んだAは「おやすみ。」と一言言って店に消えていった。
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龍「・・いい匂い。」
マフラーから漂う、いい香り。
ずっと首に巻いてたから、Aの香り。
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龍「・・ももちゃんの為、か。」
ボソッと呟き、マフラーをギュッと握り閉めた。
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評価お願いします!!!汗
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M!RAN - 安井くんヤバイ/// (2016年8月22日 23時) (レス) id: 127d61e155 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - このお話を作ってくださりありがとうございます! (2014年5月2日 20時) (レス) id: 0215fdbe09 (このIDを非表示/違反報告)
ななめろ・゜゜・*:.。. .。.:*。.:(プロフ) - この小説大好きすぎますっはーと(殴 (2014年4月6日 14時) (レス) id: ade0a7ff50 (このIDを非表示/違反報告)
みく - 安井君さいこー!! (2014年3月22日 2時) (レス) id: e67253bf40 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(☆∀☆)(プロフ) - 安井謙太郎くん超かっこいいです。私,この小説大スキです!! (2014年3月15日 19時) (レス) id: 3da2fa1c56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぉれんじゅ | 作成日時:2013年11月3日 22時