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ハクオウは能力で、自身の肩甲骨の辺りから翼を創り出すと羽ばたいた。


それを横目で見つつ 狼に跨ると、それと同時に海面を駆け出した。



ヴゥ… と唸る狼王の背中を優しく撫でる。


彼は人間そのものを嫌っており いつから共にいるのかわからない。




「あの島へ行こうか ついてこられるかい?狼王」



「ロボを挑発するな 食い千切られたいのか」



「まさか」




その俊足、実に時速200kmに達すると目される。

物言わぬ魔性ながら高度な知性を有し、捕食のためでなく殺戮のために人間を襲う。





小さな島で聞いた噂だ


どうやら海軍のみではなく、民間人からも恐れられているらしい。

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月20日 17時

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