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敬愛する父親がいるかどうかは分からない。自由気ままを体現したような人物だ、いないと見ていいだろう。


会いたいとも思うが、会いたくないとも心のどこかで思う。


ほぼ家出同然で家を飛び出して海軍を片っ端から殺してまわっているのだ よく思われてないだろうなとは思っていた。


七武海の娘とはいえ、否、だからこそ親たるミホークに皺寄せが行きかねない。


「……父上」


「ワフ?」


「…なんでもない、大丈夫だ」


本当に?、と言いたげなロボを撫でる。


シャボンディ諸島からクライガナ島まではそれなりに距離があるがロボに掛かれば1日も掛からない。


この間の島でワインでも買えば良かったと思いながらロボに跨った。


「人間を見て疲れたろう、帰ったらしばらくゆっくりしような」


「ワフ」

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月20日 17時

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