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「無人島にて貴女のような素敵な天女に会えるとは思いませんでした。どうですレディ、一緒にお茶でも「ガルルルルル……」
ヴィアベルが口を開くより早く、ロボが全身の毛を逆立て牙を剥き出しにして威嚇した。
近付くな、それ以上は噛み付くぞと。ロボにとってヴィアベル以外の人間は彼女にとっての脅威に他ならないのだ。
「にしてもデケェ狼だな」
「今更かロロノア」
「天女には既に騎士が…!」
「ブレねぇな…」
長鼻の人物がいっそ感心したように言う。
思いの外多い人数だが海軍でない以上ヴィアベルは別になんとも思わない。問題はロボだ。
今にも飛び掛りそうに唸るロボを落ち着かせた。海賊は同類だ、むやみに手出しする理由はない。
「麦わらの一味か。貴様らの所業はよく新聞で見る、個々をよく見たのは初めてだ」
名前は知っていた、とヴィアベル。
ふと驚愕の叫びが耳を劈いた。
「お、お前ぇえぇぇぇ!!?まさか二大皇帝の…!?間違いねぇ、お前片割れだろ!?」
「ほう 長鼻、物知りだな」
「知らない奴なんざいねぇよ!!!」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月20日 17時