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「背中に乗れるくらいだから当然か」
「羨ましいのか?」
「生憎だけど私は猫派なんだ」
はい乾杯と運ばれてきたワインを軽くかち合わせれば小さく固い音がする。
この島でしか採れないブドウを使っている限定ワインとあって味わいはそこらのワインとは比べ物にならない。実に美味だ。
「何の乾杯だ」
「形式美だよ まねっこさ」
「真似だと?」
「そう、真似」
その言葉に違和感のようなものを感じたが、問おうとして開けた口にチーズを突っ込まれて遮られた。
ワインとよく合うよ、と言うハクオウを睨んでも何も言おうとはしない。あの違和感はなんだったのだろう。
「お前は何故海兵を殺す」
「唐突だね」
「復讐する理由があるようには見えないんでな」
「復讐をしているわけではないよ」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年8月20日 17時