検索窓
今日:27 hit、昨日:12 hit、合計:20,664 hit

6月4日 ページ28

話は少し戻り、稜雅と草川くんが柊生に呼び出され2人で話している時


私は学校で柊生を呼び出していた


[珍しいな、Aの方から俺に話があるなんて]


親友の杏の彼氏であり、私の数少ない友達である柊生


『うん。ちょっと聞きたいことがあってね』


柊生を呼び出した理由は昼休みが終わったあとにいきなり女子3人にびくびくしながら謝られたから


その3人はスポーツ大会の日、海と一緒にいた人達


『な、なんで謝るんですか!?』


とワタワタしながら聞くと私に嫉妬して良くない噂を流していたというのだ


その噂、私の耳に入ってないんですけど


ハテナが浮かぶ中、私は柊生が


[あとは俺が何とかしてやるからな]と言ったことを思い出した


あー柊生が何とかしてたんだな、、


3人とはその後和解(?)をしてなにごともなかったのだが


私の中での疑問は膨らみ、こうして柊生を呼び出しているのだ



『柊生はさ、なんでこんなに私に優しくして助けてくれるの?』


ずっと思っていた


彼女の親友とはいえ、私に優しすぎだと


時にはお兄ちゃんみたいに、時には彼氏のように守って、助けてくれている柊生


でも、柊生にメリットなんかなにもないはず


夕日に照らされた教室で放課後2人きり


告白するシュチュエーションなら素晴らしい条件が揃っているが、生憎お互い恋愛感情はない


大切なことを話す時、いつも柊生の表情は見えなかった


けれど今回はちゃんと見て知りたいと思ったから


ある程度離れていた距離を縮めて柊生と向き合う


守られていた存在から抜け出すために

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
設定タグ:超特急 , 草川拓弥 , 橘柊生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:蓮華 | 作成日時:2021年2月7日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。