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校舎から出て校庭まで降り、救護所の松尾先生のところまで柊生は着いてきてくれた
[無理すんなよ〜]
と言い残しクラスへ戻っていった柊生
本当に私は柊生に何度も何度も助けられている
彼女である杏の親友というだけの私にこれだけ優しくしてくれるのはなぜなのか
わからないけれども、私はそれに縋るしか出来なかった
閉会式といっても私は救護所から眺めるだけ
目が腫れた私に何も聞かず
7「これで冷やしとき?」
と保冷剤を渡してくれた松尾先生
暫くは大人しく目を冷やしていたけれども暇になり
『暇なので片付け手伝わせてください』
と言うが
7「そんなにやることないから座っててええで?」と微笑みながら言われてしまう始末
仕方がなく閉会式を再び見始めるとソフトボールの表彰に草川くんと海が一緒に出てきて驚く
2人、同じクラスだったんだ
相手との距離の詰め方が上手く、コミュニケーション能力が高いため誰とでも仲良くなり、いつの間にか目を引く存在になる海と
なにかしなくてもそこにいるだけで目を引き付け、いつの間にか目で追ってしまう存在の草川くん
正反対のように見えるけれども、どこか通ずるところのあるふたり
こりゃまぁ、2人ともモテるわな
ほとんどの女子が彼ら二人を見て目をハートにさせているもん
あれだけ近くにいたのに、今は草川くんが遠い存在に思える
草川くんをただひたすら目で追いかけているうちに、閉会式が終わり杏が私の元までお迎えに来てスポーツ大会の話を聞きながら家まで帰った
そして、熱を出した
✄−−−−−−キリトリ−−−−−−✄
どうも作者の蓮華です
いつも拙い私のお話を読んでくださりありがとうございます
お気に入り登録者数12人
ありがとうございます( *¯ ꒳¯*)
よろしければ評価やコメントもしていただけると嬉しいです
徐々に登場人物が揃ってきました
今回は海さんが出てきましたね
海さんは今後キーパーソンになるので目を離さないようお願いします
拓弥sideの方をまだ見ていない方はそちらもお願いします
では、引き続きお話をお楽しみください
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作者名:蓮華 | 作成日時:2021年2月7日 17時