1 流星side ページ3
？「好きです…。付き合ってください…！」
ﾊﾞｯｯ!!!
流「はぁ、夢か…」
そんな小言を言いながら大学に行く支度をする
望「流星！おはよー！」
流「おはよー」
今のは小瀧望
隣に住んでるいわゆる幼馴染
望「なぁなぁ流星。今日も一緒に行っていい？」
たまーに大学に付いてくる
さすがに講義室まで入らんけど門の前までなら月に2〜3回はある
暇なのか…？
流「今日彼女とデートじゃないの？」
望「彼女とは別れましたーー。だからいいやろーー？今めっちゃ流星とおりたいねん」
はい可愛い
ひとこと可愛い
中高俺とは違う学校でグレたとか遊んでばっかとか聞かされてたけど少なくとも俺の前では弟みたいで可愛くて
望「ちょっと流星〜」
流「なんやねん笑」
望「俺も一緒に行く!!!」
流「はぁ、大学の前までなー」
望「やった!!」
望「行ってらっしゃい！頑張ってなー！」
そんな望を尻目に講義室へ足を運ぶ
講義中ふと今日の夢のことを思い出した
(ずっと好きでした)
(好きなんです)
(付き合ってください)
研究棟の裏っぽかったけど……
なんなんやろ…近いうちに出会いがあるとか？
ないない笑
あるわけないか
そんなこと考えてたら2コマはあっという間だった
帰り道、電車に乗ってると女の子と目が合った
女(ﾍﾟｺﾘ)
こっちもぎこちないが会釈した
可愛いな…
あーゆー彼女ほしいな…
スマホを見ると望からメッセージが
『恋人欲しい？』
また来た
高校の時1年ぐらいずっと来てたこの内容
ある時から無くなったけど
『欲しいけど望の知り合いは嫌』
はっきりと断りをいれる
そら彼女ほしいけど望の周りチャラ過ぎて根本的に合わへん
俺の理想はさっきの……とあの子に視線を向けると
女「ふふっ(ﾍﾟｺﾘ)」
流「………(ﾍﾟｺﾘ)」
びっくりした
2回も目合った
運命！？なんて思ったけど彼女は次の駅で降りた
また会えるかな……
そんな期待を胸に秘めながら家に着いた
ﾋﾟﾛﾝ
『今日うち来てーー』
『のんちゃん寂しいねーーん』
『りょーかい』
『待ってるでーー』
また会いたいな、あの子に……
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作者名：ちゃくら | 作成日時：2018年3月8日 0時
