正直二次元の推ししか目にないから三次元はちょっとねって言ってたら周りがめっちゃアピってくる話 (ページ21)

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いい加減才蔵って呼ぶのやめたいｂｙさくしゃページ21

才蔵SIDE

朝霧が行ってしまった後、さっき寝ていたソファーに座った

「なんなんだよあいつ......」

眼鏡を渡したらなんか俺が見つけたみたいに感謝してくるし

満面の笑みで喜ぶ朝霧に見惚れていたら風邪かと心配してきて

しかも手を伸ばしてくるし

そんで身長低くて背伸びしてるし

背伸びしててふらついてるし

「...........無自覚なのかよ...」

あれで無自覚ならすげぇ天然の人誑しだ

まじで

................つーかなんで俺あいつのことばっか考えてるんだっ

あーーーーーーなんか知らねぇけど腹立つっ

なんで俺あんな奴のことに脳内占拠されてんだよ

まじで病気かも

俺ﾀﾋぬ？もうそろそろ寿命？

てか事の発端は硝子だよな

殴り込みに行こ

というわけで硝子のいる医務室に向かった

あ、ちなみに今日土曜だから

医務室の扉をガラッと開ける

「硝子ー」

「ん？なんだ五条か」

「なんだ五条かじゃねーよ」

「.....また昨日みたいに暇つぶし目的で来たなら帰れ」

「ひでーｗっところで硝子さー何かに頭ん中占領される病気ってある？」

「は？寄生虫でも住み着いてんじゃねーの？」

寄生虫...........こいつしれっと気持ち悪いこと言ってくるな

「なんかずっとそれについて考えてるっつーか自分でもよくわからない行動するっつーか...」

「ふーん？....あ、そういうことねー...」

そう言うと硝子は面白そうに笑った

「あ？何勝手に納得してんだよ」

「いやーあの五条悟が恋ですかー」

「は！？！？ちっ違ぇしっっ！！」

「動揺しまくりじゃんｗｗｗお相手は？」

....言うべきか？

....言わないべきか？

あーーーっもうどうにでもなれっ

「.......朝霧」

「は？」

すげぇ怖い顔された

「Aはあげないよ？つーかいつの間に仲良くなってんの？ねぇ？Aに汚い手で触ろうとするなら指切り落とすからわかったな？」

え

怖

ていうか硝子あいつと仲いいんだな

ていうか下の名前で呼んでる...

俺も下の名前で呼んでみたいし呼ばれたい

..................って俺何考えてるんだ？？？

クソ....あいつの眼鏡騒動があってからなんか色々複雑だ......

うおおおと葛藤していると医務室の扉が開き、傑が顔を出した

「悟ー暇ならどこか行かないか？」

んーまあ暇だし行くか

「行くー」

怖い顔した硝子に見送られ、俺達は医務室を出た