検索窓
今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:13,326 hit

お話30 ページ13

地下で薬品が爆発したのは良いが、建物が崩れそうだと。

そして、地下で火災が発生。

煙は上に上ってくるから早く脱出しなければならないと。

「コナン君、ここは五階だ。飛び降りたら、おそらく死ぬ。どうする?」

「サスペンダー?」

「一つ悲しい報告だ。サスペンダーを留めるとここが崩壊する!」

「ボール」

「使ってたよね?」

「じゃあ、どうしろって言うんだよ!」

「俺もわかんない」

待って、これ詰んでない?

しょうがないか。

「コナン君。サスペンダーで二人を地上まで降ろすんだ。俺が柱になる」

「え?」

用は、コナン君とジンとゼロが降りてる間、俺がそれを支えるってことだ。

大丈夫、滑車の原理とか使えば行ける気がする。

「じゃあ最初はジンだ。ほら行った行った」

ごり押しすれば渋々と準備を始めるコナン君。

コナン君が意を決したようにサスペンダーを握り窓から飛び降りる。

ジンはサスペンダーにうまく引っ掛かっている。

綱引きのように体制を整え、力を込めれば、そこまで引きずられない。

少しすると、サスペンダーが三回引っ張られる。

引き上げろという合図だ。

急ぎながらも丁寧に引っ張りあげると、満面の笑みをしたコナン君がひょっこりと顔を出す。

「うまく行ったよ」

「それは良かった」

簡単に会話をすると、今度はゼロを下ろしていく。

さっきと変わらない。

少し違うのは、三回引っ張られた時の対応だ。

三回引っ張られたら、今回は窓からサスペンダーをぶん投げる。

これで良し。

窓から身を乗りだし、叫ぶ。

「コナン君!行くよ!」

大丈夫、三階から飛び降りても平気だったんだ。

いける。

俺はスコッチ、簡単には死なないさ!と心の中でおまじないのように唱えると、窓から飛び降りた。

と言っても、四階の窓のサッシの所にしがみついただけだが。

後は一気に。

そこで、俺の視界は一度ブラックアウトした。

目を開くと、鮮やかな青が見える。

寝転がった体を起こせば、自分のまわりが花畑なことに気がつく。

鮮やかな青は、空の色だ。

スタスタと歩いていく。

まるで、道がわかるみたいだ。

少しいくと数名の人影が見える。

ゼロと研二、陣平、航だ。

「おーい、ゼロ!」

大声で呼び掛けて、手を大きく降る。

「ヒロ!」

ゼロが大きく手を振り替えしてくる。

タッタッタと小走りで向かえば、ドンッとタックルを受け、抱き締められる。

お話31→←お話29



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 転生 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

安曇野レゾ - 桜さん» コメントありがとうございます!ゆっくりですが、更新していくので、よろしくお願いします! (2018年10月16日 20時) (レス) id: 8d7d5a4466 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - このあとどうなるかな?続き頑張って! (2018年10月15日 19時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:安曇野レゾ | 作者ホームページ:http:なし  
作成日時:2018年9月29日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。