お話18 ページ1
「僕は、FBIに保護されるのか・・・」
ベッドに体を預けたまま、そう言えば、一気に疲労が襲いかかってくる。
結構、気を張っていたし、しょうがないかな。
ジェイムズさんは荷物を鞄に入れると、問いかけてくる。
「食事は、食べるかい?ああ、そうだ。見張りを室内に入れるね」
無言でコクりと頷けば、ジェイムズさんが部屋から出ていく。
その代わりに入ってきたのは、がたいの良い男二人。
適度に距離をおかれる。
ちょっと傷つくなあ、なんて思うが、しょうがない。
僕は公安のスパイでもあり、元スコッチだから。
「ユイさん。何かあったら言ってください」
白人系で金髪の青年が声をかけてくる。
顔立ちは整っている、緑の明るい目が美しい。
「うん、わかったよ」
そう言えば、ニコッと笑って親しげに喋りかけてくる。
「私、あなたを怖い人だと思ってました。だって、スパイなんてやる人ですから。あとは、初めて会ったときに血まみれで死にかけていたから、顔が怖く見えて。でも、あなたは笑顔が似合いそうだ!」
人懐っこそうな微笑みに安心する。
FBIは全員、赤井みたいな無愛想だったら、さすがに怖いからだ。
見た目は公安のスパイでも、中身は中学生だぞ!
普通の中学生だぞ!
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安曇野レゾ - 桜さん» コメントありがとうございます!ゆっくりですが、更新していくので、よろしくお願いします! (2018年10月16日 20時) (レス) id: 8d7d5a4466 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - このあとどうなるかな?続き頑張って! (2018年10月15日 19時) (レス) id: 4b63d11e04 (このIDを非表示/違反報告)
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