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悟もAも、最初は同じくらい頑固だったけど、悟とは割と早くに打ち解けられた。




育ちが特殊なせいか、悟には世の中に関して知らないことがたくさんあって

色々教えていたら案外すぐに心を開いてくれた。






問題はAの方だった。






「呪術高専って呪術師になるための何かを学ぶところなんでしょ?何でわざわざ他の呪術師と仲良くしなきゃいけないわけ」



「まあそうなんだけどね、でもせっかく5年間一緒に過ごすわけだし」


 
「5年間一緒に過ごせるかなんて分からないでしょ。命懸けの任務に駆り出される職業やってるんだから」



『コイツ最初からこんなだから。話しても無駄だと思うけど』





悟がそう言うと、Aは悟を鋭どく睨みつける。









私が呪術高専に入ったのは4月下旬だったが、悟とAはほぼ同時期に、4月上旬には入学していたらしい。




2人の出会いを見ていないから、悟とAの仲がこんなにも悪くなってしまった実際の原因について私は知る由もないが

悟に聞くところによるとこんな感じだそうだ。





最初から何か気に入らなかった。

態度悪いし、何か俺のこと知っててすげぇ敵視してくるし

とにかく何か最初からウザかった。





ちなみにAに聞いても、だいたい同じようなことが返ってくる。





初対面の時から何か偉そうで腹が立った。

態度悪くて口も悪くて、何もしてないのに睨んでくるし

とにかく最初から何かいけ好かなかった。






……この2人は本当にどうしようもない。




多分、初対面の人とは建前だけでも精一杯仲良くするという世間の常識を全く知らない者同士が

全く知らない者同士だけで出会ってしまったのがいけなかったんだろうと思う。




とにかく、私が介入した頃にはもう、どうにもできない感じになってしまっていた。






そんな感じで、とりあえず悟とだけは何となく仲良くしていた5月初めに、硝子が入学してきた。



硝子も今思えばなかなかにヤバい人だが、悟とAに比べればかなりまともに思えた。




硝子は硝子で、建前でモノを言えないタイプだったが

硝子が入学してきた辺りから、少しずつ同級生としてのまとまりができていったように思う。




Aも、硝子にはすんなりと心を開いた。






そして同級生が4人になってからしばらく経った6月上旬、私はとあることを提案した。






「今日は授業も任務もないし、みんなでゲームでもしないかい」

・→←第3話 ゲームでもしないかい



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ヤハウェ(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» 禿同 (7月15日 16時) (レス) @page48 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - ちょっとそのバイト店員さんそこ変わって欲しい (7月15日 14時) (レス) @page48 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - あい(^_−)−☆さん» お前の心臓の支配権は…僕にある…‼️チェッックメイトォォ‼️ (7月15日 8時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - なゆさん» おっと、君は僕の使徒かにゃ??面白い!と思ったら大体僕だと思いますよ。面白いという概念を生み出しているのが僕なので(?)こちらこそあざ‼️ (7月15日 8時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
あい(^_−)−☆(プロフ) - なんかすごく心がキュンとしたって言うかなんて言うんだろう深い.... すき..❤︎ (7月14日 23時) (レス) @page46 id: 86f9264a88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤハウェ | 作成日時:2023年7月7日 2時

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