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硝子と傑に祝ってもらった後、Aは自分の部屋に戻ったが
眠ることはせずに、ひたすらベッドの上でモジモジしている。
その手には、最近若い人の間で有名な人気洋菓子店に売っている、あまーい焼き菓子。
傑と硝子がクソテキトーにスーパーの棚からまさぐり取って用意した駄菓子のプレゼントに対して、丁寧に包装してもらっているそのプレゼントは
送る相手のことを一生懸命に考え、懸命に選んだことがダダ漏れのそれである。
そう、Aは悟にちゃんと誕プレを買っていたのだ。
硝子と傑が渡した時に、流れに沿って自分も渡して…という感じを想定して頑張って用意したのに
奴らが悟に対してクソテキトーなプレゼントを用意しやがったものだから、何だかAのが一番手の凝ったものになってしまって恥ずかしくて、渡せなかった。
それに、悟はAにプレゼントを用意した様子など全くなかったし。
せっかく買ったのになぁ…と、Aはため息をつく。
自分で食べようにも、Aは辛党で、甘いものはそこまで好きではない。
正直、Aは今日までずっと、自分がみんなに祝ってもらうことよりも、悟にこれを渡す時のことばかりを考えていた。
悟は甘いものが好きだし、まあ嫌がられることはないかなとか、どういう言葉を返されるかなとか、そんなことばかり考えていたのだ。
甘い期待と、変な期待をするなと自分を戒めたくなる感情との間を行き来しながら
自分はなぜ、これ一つを悟に渡すというただそれだけのことに対して、こんなに思考を割いているのだろう？と不思議に思いながら
ちょっとドキドキしてたのに、結果がこれ。
自分で開けて食ってやろうかと思う気持ちが芽生えて袋に手をかけたが、Aはやっぱり立ち上がった。
プレゼントを買っただけ。他意はない。
そう割り切ると、これを渡すのも大したことではないように思えてきたようある。
Aは部屋を出て、スタスタと階段を降りた。
・
…が、悟の部屋の前に来ると、やっぱり自分はとんでもないことをしようとしているぞ！と脳が警告を出してきて
そう簡単にノックはできず、ドアの前に棒立ちである。
「(普通に渡せばいいだけ……そういえば結構前に買ってたわ、さっき渡すの忘れてた、とか言えば別に不自然じゃないし…)」
『何してんの』
「どわっ！」
本人はまさかの横から登場した。
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ヤハウェ(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» 禿同 (7月15日 16時) (
レス) @page48 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - ちょっとそのバイト店員さんそこ変わって欲しい (7月15日 14時) (レス) @page48 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - あい(^_−)−☆さん» お前の心臓の支配権は…僕にある…‼️チェッックメイトォォ‼️ (7月15日 8時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - なゆさん» おっと、君は僕の使徒かにゃ？？面白い！と思ったら大体僕だと思いますよ。面白いという概念を生み出しているのが僕なので（？）こちらこそあざ‼️ (7月15日 8時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
あい(^_−)−☆(プロフ) - なんかすごく心がキュンとしたって言うかなんて言うんだろう深い.... すき..❤︎ (7月14日 23時) (レス) @page46 id: 86f9264a88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤハウェ
| 作成日時：2023年7月7日 2時
