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「あ、五条と硝子。お疲れ様」





五条と2人で校舎の廊下を歩いていたら、歌姫先輩とすれ違った。





「今日は夏油とAちゃんいないの?」




『あいつらは今日任務』





五条が気だるげに答えると、「敬語使えよ!私が先輩なんだから!」といつもの如く歌姫先輩がキレる。


このくだり、高専に入学してから50回くらい見たな。





「そういえばこの前外でたまたまAちゃんとすれ違ったけど、街ん中で見るとやっぱりめちゃくちゃ美人ね、あの子。

変に見慣れちゃってたけどあれはちょっと可愛すぎるわ」




『何、「そんな〜!歌姫先輩も可愛いですよ〜!」みたいなこと言ってもらえるの待ってる?』




「ちげぇよクソ五条!」




『ははっ、ウケる。でもアイツは確かに顔はいいけど、中身はクソだから。マジで騙されるなよ』




「そう?私には普通に優しくていい子に見えるけど」




『先輩の前では猫かぶってるだけだろ。実際は性悪女だから』




「コイツが嫌われてるだけですよ。気にしないでくださいね」





肩に手を置いてそう言うと、五条は『はぁ?』と私に向かって悪態をついてくる。



嫌われていると聞いて、歌姫先輩は馬鹿にするように五条のことを嘲笑った。





「五条嫌われてんの?めっちゃウケる」




『別にどうでもいいけど。俺も嫌いだし』




「何で?可愛くていい子じゃん」





五条はサングラスをどけて目を擦りながら、ため息をついた。





『めちゃくちゃプライド高くて、言い方がいちいちムカつくんだよな。すぐ突っかかってキレてくるし。あと、』





サングラスをかけ直して、また短くため息をつく。





『俺のことめちゃくちゃ嫌ってくんの。それがムカつく』















歌姫先輩と別れた後、私たちは授業を受けるため教室に入って席についた。


先生はまだ来ていない。






「五条はさ、向こうがアンタのこと嫌ってなくてもAのこと嫌いなの」





私が尋ねると、五条は背もたれに体重を預けて天井を見上げる。



しばらくその体勢のまま黙り込んだ後、ゆっくりと口を開いた。





『それでもアイツは無理。元の性格が最悪だし』



「そう」





お前も大概だろ、と心の中で呟いてから、私は机に突っ伏した。







…コイツらの不仲は、大分ガチだからタチが悪い。

第3話 ゲームでもしないかい→←・



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ヤハウェ(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» 禿同 (7月15日 16時) (レス) @page48 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - ちょっとそのバイト店員さんそこ変わって欲しい (7月15日 14時) (レス) @page48 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - あい(^_−)−☆さん» お前の心臓の支配権は…僕にある…‼️チェッックメイトォォ‼️ (7月15日 8時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - なゆさん» おっと、君は僕の使徒かにゃ??面白い!と思ったら大体僕だと思いますよ。面白いという概念を生み出しているのが僕なので(?)こちらこそあざ‼️ (7月15日 8時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
あい(^_−)−☆(プロフ) - なんかすごく心がキュンとしたって言うかなんて言うんだろう深い.... すき..❤︎ (7月14日 23時) (レス) @page46 id: 86f9264a88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤハウェ | 作成日時:2023年7月7日 2時

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