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ー3日目ー








夏油一行は昼前に、3日間お世話になった旅館を後にして

呪術高専東京校へと戻った。






「A、ホントに夏油に対して何か不満とかない?」



「ないけど…」






Aは酔っていた時の記憶がないので、「夏油、五条よりもAに嫌われてる説」については何も知らない。






「A、言っとくけど私は誰にも壺を売りつけたりしないからね」



「いや、分かってるけど…」






硝子と悟が笑う。

Aはやっぱりよく分からなくて戸惑った。






「酔ってる時に何かしたの?私」






Aは、小声で悟に尋ねる。





ちょっと冷たくて素っ気ない、いつも通りのA。



でも、そんなAでも、時にはポロポロ涙を流して泣くし、弱気になるし、可愛く笑ったりもするのだ。


悟はそのことを、一番よく知っている。






『お前はもう酒飲まない方がいいよ。酔うと人を傷つけるタイプだから』




「どの口が言ってんの」






Aは、これからは硝子の酒に付き合わないことを決めた。














9月に入り、夏休みが終わって、京都校との交流会が行われた。




一応呪術高専での学校生活においてこの姉妹校交流会は一大行事であるが、これについて特筆すべきことはない。




東京が勝った。それだけである。









9月下旬あたりからは少し忙しくなり、任務の数が増えた。



学生たちの、夏休み終わるのヤダヤダの呪いが発生する時期に入ったからである。




でも、任務に赴くことが多くなったとはいえ、別に一つ一つの任務は重くなかった。




この学年は、本当に怖い者無しである。




実力のある3人と、さらに後ろには反転術式使い。


呪霊も呪詛師も、何も恐れる必要はなかった。






彼らにとってはどんな任務も、ちょっとしたプチ旅行みたいなものだった。




補助監督の運転する車でヤイヤイ話をしながら任務地まで行って、ヒョイっと祓って

少し観光したり、同行してないメンバーにお土産買ったり




何なら普段の授業よりも、任務に行く方が楽しいくらいだった。








いつまでも続いて欲しかった、当たり前の日常





この先もずっと、この青い眩しさの中を歩んで行くことができていたら




世界の穢さなど、微塵も知らないでいられたら





どんなによかったか———







静岡旅行編 〜完〜

第19話 まさかの横から→←第18話 青い眩しさの中を



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ヤハウェ(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» 禿同 (7月15日 16時) (レス) @page48 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - ちょっとそのバイト店員さんそこ変わって欲しい (7月15日 14時) (レス) @page48 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - あい(^_−)−☆さん» お前の心臓の支配権は…僕にある…‼️チェッックメイトォォ‼️ (7月15日 8時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - なゆさん» おっと、君は僕の使徒かにゃ??面白い!と思ったら大体僕だと思いますよ。面白いという概念を生み出しているのが僕なので(?)こちらこそあざ‼️ (7月15日 8時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
あい(^_−)−☆(プロフ) - なんかすごく心がキュンとしたって言うかなんて言うんだろう深い.... すき..❤︎ (7月14日 23時) (レス) @page46 id: 86f9264a88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤハウェ | 作成日時:2023年7月7日 2時

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