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そんな風にして周りから一壁築かれてきた悟は、別に義務でもないのに呪術高専への入学を決め
その場所で初めて、自分の無敵さを悉く打ち砕いてくる最悪の術師に出会った。
そう、そいつこそが生意気クソガキ禪院Aである。
初めてAに出会った瞬間から、悟はそのデカすぎる違和感に気づかずにはいられなかった。
悟は、光による反射と呪力の流れと、二つの媒体から世界を見ることができる。
普段は脳が疲れないように光による視界を遮るサングラスをかけていることが多く、それが日常生活に支障をきたしたことは今まで特になかった。
…のだが、Aと出会った瞬間、支障が出た。
Aが全く見えない。
まるでブラックホールでもあるかのように、全く呪力のない空洞が視界の中にあって、サングラスを取ると、Aがいる。
ものすごい違和感。
呪力が捉えれられないので、当然どんな術式を持っているのかも分からない。
そのため、Aが無下限呪術を突破できる術師であるということを知ったのは、出会ってから少し経った頃だった。
誰も触れられないはずの、最強のバリアを張った悟に、Aはいとも簡単に触れてきたのだ。
その時に悟が感じた衝撃と言ったら……
もしあなたの目の前に、火にかけられた鍋の中でグツグツ音を立てている水があったとして
あなたはそれに触れてみた。
冷たかった。
ものすごく違和感だろうし、衝撃を受けるだろう。
それはなぜかというと、あなたが今までの人生の中で
火にかけられてグツグツいっている水に触れて、それが冷たかったことが一度もないからである。
それと一緒(知らんけど)。
悟にとってAは「沸いた冷水」。
自分を最強たらしめる術式を、何てことない顔して無効化してくる女。しかも禪院家。
仲良くできないのは当然である。
Aとは一生分かり合えないだろう、と彼自身強く思っていた。
が、５月初頭に出向いた任務で、Aの身体に刻まれた無数の傷を見たことで
少しだけ、考えが変わった。
悟は禪院家の人間が嫌いで、もれなくAのことも「禪院家らしい奴」として嫌っていたけれど
本当は、禪院家の陋習に一番苦しめられてきたのはAだったのだと、その傷を見て知り
Aのことを「禪院Aだから」という理由で嫌うのをやめたのだった。
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ヤハウェ(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» 禿同 (7月15日 16時) (
レス) @page48 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - ちょっとそのバイト店員さんそこ変わって欲しい (7月15日 14時) (レス) @page48 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - あい(^_−)−☆さん» お前の心臓の支配権は…僕にある…‼️チェッックメイトォォ‼️ (7月15日 8時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - なゆさん» おっと、君は僕の使徒かにゃ？？面白い！と思ったら大体僕だと思いますよ。面白いという概念を生み出しているのが僕なので（？）こちらこそあざ‼️ (7月15日 8時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
あい(^_−)−☆(プロフ) - なんかすごく心がキュンとしたって言うかなんて言うんだろう深い.... すき..❤︎ (7月14日 23時) (レス) @page46 id: 86f9264a88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤハウェ
| 作成日時：2023年7月7日 2時
