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Aは、悟の眼に見入った。
もちろん、今までも裸眼の悟と目を合わせたことは何度もある。
でも、こんな風に夜の闇に包まれる中で、こんなに真っ直ぐ彼の眼を見たことはなかった。
それは、太陽や電気の灯りの元で見るときとは全く違って見えて、神秘的だった。
見れば見るほど引き込まれて、目が離せなくなる。
まるで、星団とか、銀河とか、そんなスケールの大きすぎるものを
ギュッと収縮したかのような眼。
真ん中にある黒い瞳がまるでブラックホールのようで、どこまでも引き摺り込まれていきそうな気分がする。
精密にできた模型なんかにはずっと眺めていたくなるような魅力があるが、今のAにとって悟の眼はまさにそれだった。
星空よりもずっと、見ていて飽きない眼だった。
「…悟には、どういう風に見えてるの」
Aは悟の眼をじっと見つめたまま尋ねた。
この眼が見ている世界を、Aは知りたくなった。
『…これ以外の見え方知らねぇから説明のしようがない』
「…そっか」
Aはまだ、悟の眼を凝視している。
Aにとってはただ「眼」を見ているだけなのだが
悟の方は、ただAがずーっと近距離で自分を凝視してきているという感じなので、いささか居心地が悪かった。
第三者からしてもこの光景は、ただ美男美女が近距離で見つめ合っているだけのようにしか見えない。
「多分、私が見てる世界とは全然違うんだろうね。裸眼だと疲れるんでしょ？」
『そ。でもお前は裸眼じゃないと見えねぇから』
悟にとって、Aは特殊な術師だった。
Aは呪術師としてもちろん呪力を持っているが、その呪力特性が「無」なのである。
Aの呪力は、悟にも気取られない。
六眼にも、視認されない。
悟はサングラスをかけていると、Aのことが全く見えないのである。
そのため、Aといる時は大抵、悟は裸眼でいる。
悟がAのことを嫌う理由の一つはこれだった。
この得体の知れなさと、相性の悪さ。
Aの前では、悟の六眼もただの眼にすぎない。
『お前といると疲れるよ』
悟はそう言うと、Aから顔を背けてサングラスをかける。
Aは少しだけ、物足りなさを感じた。
しばらく黙ったまま座っていると、酒を大量に持った傑と硝子が帰ってきて、４人は部屋に戻った。
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ヤハウェ(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» 禿同 (7月15日 16時) (
レス) @page48 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - ちょっとそのバイト店員さんそこ変わって欲しい (7月15日 14時) (レス) @page48 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - あい(^_−)−☆さん» お前の心臓の支配権は…僕にある…‼️チェッックメイトォォ‼️ (7月15日 8時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - なゆさん» おっと、君は僕の使徒かにゃ？？面白い！と思ったら大体僕だと思いますよ。面白いという概念を生み出しているのが僕なので（？）こちらこそあざ‼️ (7月15日 8時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
あい(^_−)−☆(プロフ) - なんかすごく心がキュンとしたって言うかなんて言うんだろう深い.... すき..❤︎ (7月14日 23時) (レス) @page46 id: 86f9264a88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤハウェ
| 作成日時：2023年7月7日 2時
