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グーパーで分かれて、Aは傑と同じチームになった。




悟と同じチームじゃなくてラッキー、叩き潰したろけぇ〜なんて思いながら傑とグータッチをして、試合を始める。




みんな戦士なだけあって、呪力を使わなくても元から運動神経がいい。




もう人が引いていて観客はあまりいなかったが、かなり見応えのある試合が行われていた。







「あと2点追いつかなきゃ。ガチでやろ、傑」




「今もガチでやってるけどね」






悟に負けたくないAは気張っていた。





ビーチバレーは、広いコートを2人だけで守り切る競技。


チーム内での連携が非常に大事である。


ただ、そういった連携は日々同じメンバーで練習に励む者たちにできることであって、素人には難しい。



サッカーボールに向かってひたすら駆けて行ってボールにたかり、互いの脛を蹴り合う小学生サッカーみたく

素人同士の未熟な連携は時に不要な接触を起こすものである。






傑とAの間のあたりに、ボールが来た。



少しAよりだったため、Aがレシーブをしようと動いた。


しかし、ビーチバレーというのは風に大きく試合を左右されるスポーツ。



ボールが上にあるときに風が吹き、傑に近い方へ落ちる軌道に変わる。


咄嗟に2人とも動いてしまったことにより、Aと傑は衝突した。






「ごめんね、大丈夫?」






傑はすぐにAを心配した。






「……うん、大丈夫。ごめん」






ぶつかった時にボールの方へ意識が向いていた傑と硝子はあまり気づいていなかったが、悟だけは気づいていた。





傑とぶつかった瞬間の、A。



上半身裸の男とぶつかった反応としては妥当なのかもしれないが、相手は気の知れた友達である傑なのに


まるで襲われそうになったみたいな、そんな恐怖に満ちた表情で

Aは傑の身体を拒絶するように押し返した。




ぶつかって痛かったとか、ビックリしたとか、そういう通常の反応の範疇を越えていた。



本当に一瞬のことだったが、悟はその反応が気にかかった。















夕日の赤に染まる海を少し眺めてから、4人は弓ヶ浜から撤退した。




潮でベタベタになった髪を鬱陶しがりながら歩くAの様子は、いつも通りである。






旅館に着いた4人は昨日と同じくまずは温泉に入り、そして夕食を食べた。



ここに泊まるのは、今日が最後だ。

第11話 ビビってんの?→←第10話 ガチでやろ



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ヤハウェ(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» 禿同 (7月15日 16時) (レス) @page48 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - ちょっとそのバイト店員さんそこ変わって欲しい (7月15日 14時) (レス) @page48 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - あい(^_−)−☆さん» お前の心臓の支配権は…僕にある…‼️チェッックメイトォォ‼️ (7月15日 8時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - なゆさん» おっと、君は僕の使徒かにゃ??面白い!と思ったら大体僕だと思いますよ。面白いという概念を生み出しているのが僕なので(?)こちらこそあざ‼️ (7月15日 8時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
あい(^_−)−☆(プロフ) - なんかすごく心がキュンとしたって言うかなんて言うんだろう深い.... すき..❤︎ (7月14日 23時) (レス) @page46 id: 86f9264a88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤハウェ | 作成日時:2023年7月7日 2時

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