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ページ21

「「………え」」





五条に酒を飲ませ始めてから数分後、五条は机に突っ伏して起き上がらなくなった。





「もう酔ったのか?」



「え、まさか五条って下戸?」





夏油が無理やり起き上がらせると、五条はもう完全に酔いが回っている。


まさかこんなところに弱点があったとは。





『頭いた…』



「すごい。すでに二日酔いの症状まで出てる」



「これはもうダメだね」





五条は苦痛に顔を歪ませて頭を抱えている。





「はぁあ〜酒弱いとかつまんねー。アンタはもう寝な」





私がそう言っても、五条は手で頭を押さえてため息をつくだけだった。





『気分悪い…』





と、かなりガチなトーンでいうもんだからビビる。

嘔吐はやめろよ。





「吐きそうならトイレ行って。早く。夏油連れてってやってよ」



「はいはい」





だいぶ嫌そうな顔をしたが、夏油は渋々立ち上がって五条を支えた。



が、その瞬間





コイツ、やりやがった。





「は!?うわ、マジでふざけんな。死ねクソ五条」





このクソ下戸は、私の上で吐きやがったのだ。



さすがの夏油も冷静に対処しきれず、あたふたしている。





「え、旅館の人呼ぶ?」



「…さすがに吐瀉物処理させたら出禁じゃね?しかも原因酒だし」



「やってくれたね悟」



「マジコイツ死ぬまで許さん」





ま、飲ませたのは私たちだけど。





私と夏油は、今後は絶対に五条に酒を飲ませないようにしようと固く誓った。




吐瀉物を手土産に残して倒れ込んでる無様な姿の五条のことなど知らず、Aはスヤスヤ隣の部屋で眠ってる。




ここまで弱いとは思ってなくて油断した。


酒なんか飲ませずにAと一緒に寝かしときゃよかった。















五条悟は下戸だった。




それを知らずに悟にアルコールを摂取させてしまった硝子と傑は、可哀想なことに悟の後始末を押し付けられた。


悟は傑に引きずられ、すでに布団の上にいる。






硝子と傑は悟と違って、酒にめっぽう強い。


2人は後始末を終えた後も、買ってきた分がなくなるまで飲み明かした。






「Aはお酒強いのかな」



「強そうには見えないけどね」



「すぐ寝そう」



「確かに」



「飲み会とか行って酔ったら勝手に持ち帰られそうで怖いな」



「…明日ちょっと酒適性チェックさせた方がいいかもしれないね」






2人は語らった。

第10話 ガチでやろ→←・



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ヤハウェ(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» 禿同 (7月15日 16時) (レス) @page48 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - ちょっとそのバイト店員さんそこ変わって欲しい (7月15日 14時) (レス) @page48 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - あい(^_−)−☆さん» お前の心臓の支配権は…僕にある…‼️チェッックメイトォォ‼️ (7月15日 8時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - なゆさん» おっと、君は僕の使徒かにゃ??面白い!と思ったら大体僕だと思いますよ。面白いという概念を生み出しているのが僕なので(?)こちらこそあざ‼️ (7月15日 8時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
あい(^_−)−☆(プロフ) - なんかすごく心がキュンとしたって言うかなんて言うんだろう深い.... すき..❤︎ (7月14日 23時) (レス) @page46 id: 86f9264a88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤハウェ | 作成日時:2023年7月7日 2時

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