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第7話 案外アリかも ページ15

夏休みが始まってから、一週間が経った。




今日は悟と街に出ている。




特に用事があったわけではなく、ただ単に2人とも暇だったから何となく街に出てみたが、目的のない外出などほとんどの場合何も生まないもので

私も悟も、特に何も買わないまま高専へと戻ろうとしていた。





駅に着いてから悟がコンビニに寄ると言うので、駅構内を少しぶらついて彼の買い物が終わるのを待つ。



ふと、ご自由にどうぞという感じで置かれている旅行案内雑誌が目に入り、適当に取って中を拝見してみた。






今年は割と世間が安定していて任務も少ないし、旅行に行くのもいいかもしれない。せっかくの夏休みだ。



ページをめくって見てみると、楽しそうなところがたくさんある。






『お待たせ〜。何見てんの』






レジ袋を持って戻ってきた悟が、横から雑誌を覗き見る。






「せっかくの夏休みだし、4人で旅行とかどうかなと思ってね」





私がたまたま手に取ったのは静岡県の旅行雑誌だった。



狙って取ったわけじゃなかったが、静岡なら遠すぎないし、海もあるし

案外アリかもしれない。





『俺はいいけど、アイツらめんどくさがりそうじゃね?特に硝子』




「とりあえず聞くだけ聞いてみようか」






高専に戻ってから、硝子に静岡旅行について話してみると、案外すんなりOKをもらえた。



Aの方も「硝子が行くなら」とノリ気ではなさそうだが一応OKとのこと。






私たち4人は寮の一階に集まって、早速旅行の計画を練り始めた。






「25日くらいには出たいよね」




「今から予約間に合うホテルあんのかな」






硝子はパソコンでパタパタと調べ物をする。






「海の近くにあるホテルとかはもうほぼ満室っぽいよ」




「穴場っぽいとこ探すしかないかな」






Aは横から硝子のパソコンを覗き込みながら言った。






「まあ、アクセス悪いけど田舎の方なら旅館とか空いてそう」




『人少ないとこの方が呪いも少ないし、田舎でいいんじゃない』






私たちは、25日から静岡の田舎にある旅館で2泊することになった。




静岡で何をするかという話題に移り、4人で雑誌を見ながら楽しそうなところを探していく。




やはり夏だから海は欠かせないだろうと言うとAと硝子はちょっと不満そうだったが

2日目は弓ヶ浜で遊ぶことになった。

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ヤハウェ(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» 禿同 (7月15日 16時) (レス) @page48 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - ちょっとそのバイト店員さんそこ変わって欲しい (7月15日 14時) (レス) @page48 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - あい(^_−)−☆さん» お前の心臓の支配権は…僕にある…‼️チェッックメイトォォ‼️ (7月15日 8時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - なゆさん» おっと、君は僕の使徒かにゃ??面白い!と思ったら大体僕だと思いますよ。面白いという概念を生み出しているのが僕なので(?)こちらこそあざ‼️ (7月15日 8時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
あい(^_−)−☆(プロフ) - なんかすごく心がキュンとしたって言うかなんて言うんだろう深い.... すき..❤︎ (7月14日 23時) (レス) @page46 id: 86f9264a88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤハウェ | 作成日時:2023年7月7日 2時

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