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食卓くらいの大きさのテーブルに向かい合って座り、Aの作ったチャーハンを食べる2人。




自分のターンが来たらプレステを操作し、それ以外の時にチャーハンを食べ進める。




悟の分にも毒は盛られていなかった。






「これで借り1ね。絶対倍にして返して」



『お前が勝手に作ったんじゃん』



「は?人の優しさを何だと思ってんの?」



『お前に優しくされるとか逆に気持ち悪いんだけど』



「あーそう、じゃあもうそれ以上食べないで」



『お前のターン。早くサイコロ振って』





Aは悟を嫌悪の眼差しで見つめてから、プレステを手に取って自分のターンを済ませる。


ほんとイラつく、と悪態をつきながらもう片手に持ったスプーンでチャーハンをかき混ぜた。







食べ終わったあと、洗い物は悟にやらせて、Aは先に悟の部屋に戻った。


時刻はもう11時だがまだ桃鉄をやめるつもりはないらしい。というか、寝るつもりがなさそうである。





悟が戻ってきてから、桃次郎電鉄99年モードの戦いが再び始まった。





そろそろ日付が変わる時間になったが、ゲーム内ではまだ18年目である。


途方もない。





「あ”〜またボンビー憑いた」



『ドンマイ』





黙々と進め続けて時刻は午前2時を回り、ゲーム内ではやっと23年の時が過ぎた。





Aはもう椅子には座っていられなくなり、ベッドの端を借りて寝転んでいる。



呪術高専というなかなか特殊な環境下では少人数でずっと生活を共にするためか、男女間でも距離感がバグりがちである。



Aと悟も、一緒のベッドに寝転ぶくらいのことは何の気無しにできてしまうくらいのところまではきているらしかった。






時刻は4時を回った。




8月中旬という日の出が早い時期であるため、すでに外がぼんやりと明るい。

鳥もさえずっている。




悟たちは朝まで睡魔と戦うため、自分以外のプレイヤーのターンの時に短い睡眠を挟んで、自分のターンが来たら起きて、と

そんな感じでゲームを回している。



他プレイヤーの動向を見ることは勝ちに必須だが、もはや2人は勝ち負けなどどうでも良くなってきていた。






『A、お前のターン』





ベッドに突っ伏しているAに声をかけるが、反応がない。


どうやらAが先に事切れたらしい。





『A』





悟がぴょいっと頭を叩くと、Aはのっそりと顔を上げた。

第6話 柔らかくて素敵な香り→←第5話 盛ろうと思ったけど



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ヤハウェ(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» 禿同 (7月15日 16時) (レス) @page48 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - ちょっとそのバイト店員さんそこ変わって欲しい (7月15日 14時) (レス) @page48 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - あい(^_−)−☆さん» お前の心臓の支配権は…僕にある…‼️チェッックメイトォォ‼️ (7月15日 8時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - なゆさん» おっと、君は僕の使徒かにゃ??面白い!と思ったら大体僕だと思いますよ。面白いという概念を生み出しているのが僕なので(?)こちらこそあざ‼️ (7月15日 8時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
あい(^_−)−☆(プロフ) - なんかすごく心がキュンとしたって言うかなんて言うんだろう深い.... すき..❤︎ (7月14日 23時) (レス) @page46 id: 86f9264a88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤハウェ | 作成日時:2023年7月7日 2時

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