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*







ー3月9日 禪院家ー







甚「ご苦労だった、高橋」




高「……どうも」






甚爾パパは、刃の部分を撫でながらじーっと天の逆鉾を見つめています。






高「にしても、こんなに色々持ってたんですね、甚爾のやつ。どうりで呪力もないのにあそこまで戦えたわけだ」




甚「…全く、小賢しい真似しよって」






高橋くんはどこかじれったそうにして、甚爾パパの前に立っています。






高「これでいいでしょう。もう甚爾はもはや禪院家にとって脅威でも何でもない。……俺との約束、忘れたなんて言わないでくださいよ」




甚「そう焦るな。約束通り例のものはお前にやる」




高「……」




甚「お前はそこまでしてアレを手に入れて何をするつもりだ。まさかあの女に使うつもりではあるまいな」




高「…そのまさかですよ」






甚爾パパは呆れたように笑いました。






甚「甚爾といいお前といい、あの女に随分と御執心なのだな。私にはさっぱり訳が分からんが」






使用人がお部屋に入ってきて、布に包まれた何かを高橋くんに手渡します。






甚「報酬だ、持って行け」






高橋くんはそれを受け取ると、お部屋を出て行きました。













直「高橋またおるやん。俺お前のことあんま好きやないんやけど」





お部屋を出て禪院家の門に向かう途中、クソ生意気直哉に出くわしてしまいました。





高「それは申し訳なかったね。でももうここに用はないから。安心しな」





そう言って直哉くんの肩をポンと叩いて、高橋くんはそのまま通り過ぎようとしました。






直「Aちゃんのことここに連れてきたのお前やったよな」




高「…そうだよ。甚之助さんの依頼でね」




直「Aちゃんの知り合いなん?」




高「知り合い…まあそんなところかな。嫌われちゃってるけど」






高橋くんはそのまま歩き出しました。







*






「……甚爾さん、ヤバい。トンカツが食べたい」




『…急にどうした』




「分からん…でもめちゃくちゃ食べたい…絶対今晩はトンカツ以外のもの食べたくない…!!」






とかAさんが言い始めたので


2人でカツを食べにきました。






割と高めのトンカツにハムッと齧り付いてもぐもぐするAさん。






「これ…!食べたかったのはまさにこれ…!」






おいしそーにもぐもぐするAさんを見ながら甚爾さんはハハッと笑いました。

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ヤハウェ(プロフ) - アユさん» ワイも楽しみッ!ウッキッキッ‼️ (8月4日 14時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - ただの本名;只野です。さん» 文字打ててるから大丈夫やで‼️お前の心臓止まったら僕が天界から蘇生したるから安心しぃや‼️ (8月4日 14時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - 凛さん» 待っておれ‼️この先どうなるんやろねウヒッ (8月4日 14時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
アユ - キャー♪後編がワックワクです! (8月3日 22時) (レス) @page47 id: 9c9f393af0 (このIDを非表示/違反報告)
- 後編まってます !!!! (8月3日 2時) (レス) id: b9832e8e21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤハウェ | 作成日時:2022年3月5日 10時

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