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次の日
どうせ向こうももう俺らに用ねぇから帰ろうぜということで、2人は勝手に東京に帰りました。
おさらば禪院家!!
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「ふぇ〜い!やっぱこのボロアパートが一番落ち着くんだぜぃ!」
数日間大豪邸の中で過ごしていたので気が張り詰めていたAさん。
ふっと力が抜けて、荷物をぽーいと放置してベッドにゴロンと横になりました。
お前も来い、と腕をグイグイ引っ張って甚爾さんを巻き込もうとするAさん。
甚爾さんもAさんの隣に横になりました。
「甚爾さん家の布団がふわふわすぎたからこのマットレスじゃ寝にくいね」
激安のペラペラマットレスなのでね。
「高めのいいやつに買い替えようかなぁ。2億持ってるし」
そうだよお前2億もってんだぞ!ちょっとくらい使えよ!
「今度寝具屋さんでも行って、極上のマットレス探しの旅でもしようか。甚爾さんも同行ね。荷物係として」
店から送ってもらうと送料がかかるので甚爾さんに持ち帰らせる気ね…マットレスを…
めんどくせぇと思いながらも甚爾さんは了解しました。
翌々日、2人が向かったのはAさんがネットで調べて目をつけていた寝具屋さん。
丁寧な接客で寝具選びに協力してくれると噂のお店です。
入ってみると、試しに寝るようのマットレスがずらり。
「よし、とりあえず全部試してみよう。私はこっち側からやるから甚爾さんはあっち側からね」
端から順番に寝ていく2人。
優しいはずの店員がドン引きしている。
「じゃあ、一番よかったやつ指さそ。いっせーのーで」
ピッ
2人が指を指したマットレスは違うものでした。
『あれが一番弾力がいい感じだった』
「いや、あれは柔らかすぎ。ちょっと高反発で、体にフィットする方がいいよ。沈みすぎちゃうと首痛める」
『お前が脆いだけだろ』
要するに、甚爾さんは柔らかめが好きで、Aさんは硬めが好きなのですね。
店員が必死に2人の妥協点を探そうと接客をしていますが
「(この2人、一緒のベッドで寝てるんだッ。しかもシングルマットレス探してるし…!トキメキ)」
って感じ全然接客に集中できていません。
結局妥協点は見つからず、その日も2人はペラペラマットレスで眠りにつきましたとさ。
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ヤハウェ(プロフ) - アユさん» ワイも楽しみッ!ウッキッキッ‼️ (8月4日 14時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - ただの本名;只野です。さん» 文字打ててるから大丈夫やで‼️お前の心臓止まったら僕が天界から蘇生したるから安心しぃや‼️ (8月4日 14時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - 凛さん» 待っておれ‼️この先どうなるんやろねウヒッ (8月4日 14時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
アユ - キャー♪後編がワックワクです! (8月3日 22時) (レス) @page47 id: 9c9f393af0 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 後編まってます !!!! (8月3日 2時) (レス) id: b9832e8e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤハウェ | 作成日時:2022年3月5日 10時