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第16話 ページ37

早朝に、Aさんは「部屋に戻るね」と甚爾さんに声をかけてそそくさと自分の部屋に帰っていきました。


ここの家の人に添い寝を見られてはあれなのでね。




それから数時間たちすっかり日が昇った頃…




Aさんの様子を見に行こうと、甚爾さんがAさんがいる部屋の扉を開けると

誰もいません。



布団とかは、確かに寝ていた形跡はあるのですが、本人はどこを見てもいないのです。


Aさんはここの家のことは何もわからないはずなので一人でどこかに行くことはないと思うのですが…。


甚爾さんは臭跡を辿ってみることにしました。




跡は棟の外へ…



何だか嫌な予感がしてくる。

いや、最初から嫌な予感はしているんだけども、予感的中の確信が強くなっていく。





Aさんの居る場所が甚之助パパのところだと確信したとき、甚爾さんは自分の誤算を悔やみました。



Aさんはここに来てから懇切丁寧に扱われていましたから

Aさんは、甚爾さんをこの家に来させるという目的のためだけにここに連れてこられたのであって

その後は自分がここでの用を済ませれば問題なく終わるだろうと思っていたのです。



しかし現実は違う。


禪院家は甚爾さんにとってのAさんの価値を最大限に利用するに違いありません。





甚爾さんが急いで甚之助パパの部屋に入ると



そこには甚之助パパと、炳がズラリと揃っており、そして

Aさんがいました。




目隠しをされ、手を後ろで縛られて横たわっているAさん。


状況が分からず、混乱して泣いていました。





甚「…来たか。早いな」



『何してんだよ…!』




怒りで、父親の方へ進んで行こうとする甚爾さん。




甚「お…っと、それ以上はこちらに近づくな」




Aさんの細い首に、瞬時に刃物が突き立てられました。


甚爾さんはすぐに動きを止めました。




甚「お前がそこから一歩でもこっちに近づけば、私がこの女の喉を切り裂く」




距離は結構離れています。

甚爾さんがフルパワーでいっても、間に合いそうにありません。



甚「何、深刻そうな顔をするな。お前が言う事を聞けば女に危害は加えない」




恐怖で身体と息が震えているAさん。

早く助けてあげたい。




甚「持っている呪具を出せ。全てだ」



『!!』


 

直哉くんの予想は的中ですね。

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ヤハウェ(プロフ) - アユさん» ワイも楽しみッ!ウッキッキッ‼️ (8月4日 14時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - ただの本名;只野です。さん» 文字打ててるから大丈夫やで‼️お前の心臓止まったら僕が天界から蘇生したるから安心しぃや‼️ (8月4日 14時) (レス) id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
ヤハウェ(プロフ) - 凛さん» 待っておれ‼️この先どうなるんやろねウヒッ (8月4日 14時) (レス) @page47 id: 4505794e30 (このIDを非表示/違反報告)
アユ - キャー♪後編がワックワクです! (8月3日 22時) (レス) @page47 id: 9c9f393af0 (このIDを非表示/違反報告)
- 後編まってます !!!! (8月3日 2時) (レス) id: b9832e8e21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤハウェ | 作成日時:2022年3月5日 10時

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