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一体いつぶりの更新でしょうか、ふとサイトにやってきたらお気に入り登録の通知が来ていてびっくりしました。まだ読んでくださる方がいたか…と。改めて自分で読み返し、また小説用メモに残された詳細な設定で過去を思い出して、また書きたいなと思いましたので、また不定期になるかと思いますが続けます。お気に入り登録して下さった方本当にありがとうございます。
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我々国
「不満があったなら先の招集でなぜ言わなかった？オスマン」
「こんな無茶な話をまさか総統様から言われるなんて想像もせんかったからや。国境戦線はとりあえずええよ。ええけど、ペ神が確実に彼らに指示を出せる機会はホンマにあるんか？確率の話になってへんのか？あまりにも、あまりにも確証性が無いねん！」
「…話は既にしんぺい神には通してある。それにいくら長に上り詰めた実力だろうが、1万の銃撃に耐えられる人間がいるならば教えていただきたいものだな。…話によれば最近Aは負傷しているそうだ。全力など出せないだろう。」
「…敢えて3日後にした理由は？」
「…雨だよ」
「は？」
「“あの日”、雨が降っていただろう？」
「精神戦とでも言いたいんか？」
｢それ以外に何がある？この時期はあの紅い花がよく咲く。あまりにもシチュエーションが被るんだよ。そして彼らにとって今回はきっと、壊されるのではなく壊さなければいけない。｣
｢…悪魔やな｣
｢悪魔になろうとも取り返すつもりだからな。｣
国境戦線を行う―――幹部全員に伝わったこの知らせは、今頃幹部らが伝達して自分たちの隊に伝えているだろう。そんな中、オスマンとグルッペンは相変わらず険悪なムードであった。とはいえ全力で忌み合っているわけではなく、お互いが本気で心配と配慮の上で言い合ってるだけであった。
トントンと違ってオスマンは、寧ろ彼らとは再開を分かち合いたいと思ってはいた。だからこそ夢想家のような計画性で進行しようとするグルッペンに疑問の念が大きかった。もしこれで、彼らが負傷するだけならば…。そればかり考えて、焦っていることには間違いなかった。
孤児院の対処が決められる前に徴兵命令が来てしまった事により、オスマンは特に早い方で(徴兵命令は年齢の条件があったのだ)、Aと別れることになってしまっていた。だから、早く成長した姿が見たいと思っている。それだけなのだ。
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作者名：HAL | 作成日時：2017年9月22日 20時
