#32 ページ32
小瀧side
「……でもさ、」
真っ直ぐな瞳で、しげを見つめる流星。
迷いがない、その目で。
「…それって、あの二人が望んでたことなん？」
えっ、と誰かが小さく声を漏らした。
あの二人、Aと濱ちゃん。
二人は、仲間を愛していた。
見捨てることなんてせず、最後まで付き添ってくれた。
どれだけ酷いことをしたって。
俺達は、その優しさに甘えすぎてたんかな。
「二人の夢はデビューで、やっと夢が叶ったのにいなくなったってことは、俺らにアイドル続けてほしいからやん。
俺らが夢手放したらさ、二人、俺らの事呪うかもやで」
優しさに甘えすぎていた俺らは、いつかその優しさから飛び立つ。
まだ忘れられないあの温もりは、まだ胸の中に残っていて。
一人立ちが出来ないままの俺らを助けてくれた二人を、自由にさせてあげたい。
そう、願っている。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 620人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美奈(プロフ) - これからも楽しみにしてます こちらこそよろしくお願いします (2019年2月28日 13時) (
レス) id: 3b34273fb8 (このIDを非表示/違反報告)
グパジャス(プロフ) - 美奈さん» コメントありがとうございます。急展開、すみません(つд；*)これからもよろしくお願い致します (2019年2月28日 7時) (レス) id: 101fbd84b0 (このIDを非表示/違反報告)
美奈(プロフ) - �陲舛磴鵑�あっちの世界に行くとゆうところで大号泣です (2019年2月27日 22時) (レス) id: 3b34273fb8 (このIDを非表示/違反報告)
グパジャス(プロフ) - しおりさん» ありがとうございます。ありがちな紅一点物語にはしたくありませんでしたので、このような作品にしました。 (2019年2月10日 1時) (レス) id: 101fbd84b0 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - いつも読んでるようなのとは違ってとても引き込まれました。更新楽しみにしてます！！ (2019年2月10日 1時) (レス) id: 9a129ca6bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神ジャス民緑 | 作成日時：2019年1月13日 18時
