えぐざいるのにちじょう。【３】 (ページ30)

今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:204,205 hit

# 最強の騎士ページ30

玲於 Side

.

隼「で、Aをそんなに苦しめてる要因はなんなの？」

その一言でみんな真面目な顔になる。

玲「全部言うまで帰さないからな」

亜「まあ今日は帰す気はないけどね」

裕「それってどういう……… 」

亜「 …っばか！そういう意味じゃねえわ！変な奴いたら危ないから今日はみんなでメンさん家に泊まり。」

「「えっ… 」」

「やったあ、それは嬉しいや。ひひっ」

みんなが嫌そうな顔をしてる中Aだけ喜ぶ。
メンさん大好き病かよ。

隼「まあそれは置いといて！Aちゃんと話して？」

隼は昔っからAのことに関しては心配性すぎる。

Aが暗い顔してればどうした？と声をかけ、泣いてたらAを泣かせてる原因はなんだって本人が答えるまで聞き続けたり、イライラしててもいつものギャグでひたすらAを笑わせてあげようとする。

周りから見たら図々しいって、思うかもしれない。
でもそうしないとAは全部溜め込んで、いつかは壊れて無くなってしまう。隼もそれをわかってるからわざと図々しくする。

Aは案外脆いから。

だからAみたいな脆い人間には

隼「俺、Aのこと心配なんだよ本当に… 」

隼みたいな図々しさ

裕「言い難いんなら俺に耳打ちで話して？」

裕太くんみたいな変人

龍「 Aが全部打ち明けてくれたらチューしたる」

龍友くんみたいな変態

メ「俺さえいれば何も怖いものなんかないよA！！」

メンさんみたいな面白い人

亜「 A、大丈夫。俺らがついてるから」

亜嵐くんみたいな包容力

涼「泣いてもいいんだよ？今は俺らしかいないから」

涼太くんみたいな優しさ

玲「お前の悩みは俺らの悩みなんだよ早く話せばーか」

俺みたいな生意気な奴

.

「っ泣かせるなばかああ…… 」

A、お前には俺らが必要なんだよ。
なんてたって俺らはお前のスーパーヒーローなんだから。甘くみんなよ？