# 救世主？ ページ27
You Side
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自分でも驚いた。ここまで本格的な奴がいるのだと。
何か他に情報を絞り出そうとしてるときに光った画面、そこに表示された文字。
本気なのだと悟った。もちろん彼女には連絡先など教えてないし、どこで手に入れたのかも不明。
あの時しっかり名前を確認しとくべきだった。
「 これ、やばいかも… 」
「 何がやばいの？ 」
「 うぎゃっ！ 」
「 品のねえ叫び声 」
.
「 れお… 」
あの女かと思ったじゃん………
玲「 なんでそんな追い込まれたような顔してんの？」
「 れお、…れお〜 」
玲「 は、おい、ここで泣くな。俺が泣かしたみてえじゃん… 」
玲於を見ていると涙がでてきた
下を向いてずっと泣いてると抱きしめてくれる当たり紳士なんだろうけど抱きしめる力が強すぎて苦しい
「 れおっ、」
玲「 んだよ、泣き止んだ？」
「 くるしいですっ… 」
玲「 あっ、わりい…無意識。」
そういう不器用さも玲於らしくて笑える
「 ありがとう、れお 」
玲「 ……焼肉行くぞ 」
「 え？」
玲「 大樹からある程度聞いたから 」
「 え、え？」
玲「 だからお前の話聞いてやるって言ってんだよ 」
「 ……っ 」
玲於の優しさに甘えようとしたとき、握ってたスマホの画面が光った
.
.
______邪魔したらどうなるかわかってるよね？
________あなたの大切なもの全部壊すから。
一気に恐怖心が増した。
今もどこかで見ているかもしれない。
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作者名：S | 作成日時：2018年1月6日 13時
