常闇４４ ページ46
影田｢成程、お話はよく解りました。｣
円堂｢じゃあ、俺達と一緒に戦ってくれるんだな？｣
影田｢……いいえ。私達は戦う心算はありません。｣
風丸｢戦う心算はない？｣
影田｢はい。私達がサッカーをしているのは、あくまでで心と体を鍛えるため。争うためではないので。
彼等には私達に戦う意志のないことを話してお引き取り頂きます。｣
染岡｢おい！お前ら話聞いてたのかよ！そんな話が通じる相手じゃねぇって言ってんだろ！？｣
影田｢それは、あなたの心に邪念があるからです。｣
染岡｢じゃ、邪念？｣
影田｢心を無にして語りかければ伝わらぬ事はありません。｣
染岡｢な、なんだよ…コイツら……｣
雪雫｢…漫遊寺の皆さん、コレを見てくれ。｣
影田｢これは…｣
私が見せたのは数々学校が破壊された跡の画像
雪雫｢エイリア学園の襲撃を受け破壊された学校だ。
この中には試合の棄権を申し込んだ学校もある。
だが、『棄権は負けと同じ』と、学校を破壊された。
人間の常識なんて通用しない、心を無にして話したって意味は無い。｣
影田｢…貴方には邪念とはまた別な邪念を感じます。例えば…
恐怖と焦り。｣
雪雫｢！！｣
影田｢貴方は一体、何に対し…｣
雪雫｢……何だよ、そんなの今関係ないだろ？｣
影田｢はい。しかし其れらが心を乱し、話せる相手とも話せなくなるのです。
貴方にはもっと精神を落ち着かせ、相手をよく観察することをお勧めします。｣
雪雫｢そうか…
その言葉、学校壊されても同じこと言えるんだな？
だったら試しに……
今から俺が学校壊してやろうか？｣
円堂｢石凪！？｣
染岡｢お前…ｯ｣
影田｢(此の方は…)………失礼致します。修行の時間ですので｣
漫遊寺サッカー部は立ち上がり道場を出てきった。その際私はこう言った
雪雫｢試合で勝たない限り学校は破壊される。どちらにしても結果は同じなら、戦った方が幾分か素敵だ。
それにこの戦いは争う為のものじゃない。
忠告はした。あとは貴様らの勝手にしろ。｣
ﾊﾞﾀﾝ…
｢｢……………｣｣
一之瀬｢石凪！｣
風丸｢何であんな挑発を！｣
雪雫｢……すまない、少し腹が立った。でも壊すのは冗談だし向こうも多分分かってると思うから。
エイリアの事何も知らないくせに……！｣
ごめん、みんなの事悪いように言っちゃった…
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マナ - こんばんは…！聞いていいですか？？ (2021年6月21日 22時) (
レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Re-VI@TAN | 作成日時：2017年10月1日 9時
