【イナイレ】凍てつく常闇の氷姫α1 (ページ32)

今日:12 hit、昨日:32 hit、合計:81,358 hit

常闇３０ページ32

｢｢いただきまーす！｣｣

雷門イレブンは朝食を食べ始めていた。
と、そこにある一言。

円堂｢あれ？そういえば石凪は？｣

キャプテンの円堂だ。

栗松｢そういえば昨日教室にいたのにいつの間にか居なくなって…それっきり見てないでやんすね｣

染岡｢チッ。自由なやつだな｣

音無｢私呼んできます！｣

瞳子｢音無さん、あの子に食べに来ないと練習に参加させると言っておいて｣

音無｢はい！｣

音無｢石凪さーん、何処ですかー？｣

出ていったものの場所もわからない状態で探す音無、今にも道に迷いそうだった。

｢…ん…ふぁ…｣

音無｢みんなご飯食べ始めてますよー？｣

｢…みたち、おはよう。私のお腹の上で何やってるの？｣

声がする方を振り返ってみると
大きな木の枝の上に石凪が寝そべって小動物と戯れていた

雪雫｢よしよし、起こしてくれてありがとう。
そうだ。この周辺で木の実拾ったんだ。｣

音無｢(あれ？何かいつもと雰囲気が…)｣

それはそうだろう。石凪と言えばクール＆冷たいの二拍子だ
それが180度、ゴロッと反転した彼がそこにいる

雪雫｢じゃあね、気をつけて帰るんだよ？｣

音無｢こっくなっぎさーん！！！｣

雪雫｢！おまえいつのま、に…あっ！｣

音無は今だとばかりに叫んだが石凪は過敏に反応してしまい木から落ちてしまった。
と言っても下には雪のクッションがあるため怪我はないようだ

音無｢石凪さん大丈夫ですか！？｣

雪雫｢あ、ああ…。何だ音無、てか普通に呼んでくれればいいのに…｣

音無｢呼びましたよ！でも全然気付かなかったので｣

雪雫｢…そうか。で、どうしたんだ？｣

音無｢朝ごはんの時間ですよ！もうみんな食べちゃってます！｣

雪雫｢ああ…朝食欲ないんだ。壁山にでも食べさせてやってくれ。｣

音無｢だーめーでーす！ちょっとでもいいので食べてください！

じゃないと今日の練習強制参加させますからね！監督が言ってました！！｣

雪雫｢…………分かった｣

ガラッ

音無｢連れてきましたー！！｣

雪雫｢…声控えて､頭響く…｣

音無｢あ､ごめんなさい…(苦笑)｣

雪雫は朝食のお盆を持ち空いてる席に座る
偶然隣の席山が壁山だったため彼の名前を呼んだ

雪雫｢このおかず、よかったら貰ってくれ｣

壁山｢いいんっスか？｣

雪雫｢俺少食だから。残すともったいないし。｣

壁山｢あ､ありがとうっス！｣

雪雫｢………別に｣