【イナイレ】凍てつく常闇の氷姫α1 (ページ31)

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常闇２９ページ31

円堂｢凄いぜ吹雪！あんなビリッビリくるシュート、俺感動した！｣

吹雪｢僕もだよ！僕のシュートに触れたり止めたりできたのは君達が初めてだよ！｣

円堂｢吹雪､お前と一緒にサッカーやりたい！｣

吹雪｢僕もさ！君となら､君達となら思いっきりサッカーをやれそうな気がするよ！｣

瞳子｢吹雪君､正式にイナズマキャラバンの参加を要請するわ｡一緒に戦ってくれるわね？｣

吹雪｢いいですよ！｣

瞳子｢雷門の新しいストライカー誕生よ！｣

でもそれに納得いかない様子の染岡はグランドを出て行った
彼を追って円堂もグランドを去った

雪雫｢豪炎寺の変わり………｣

否､吹雪は吹雪､豪炎寺は豪炎寺だ
誰も誰かの代わりになることはできない

ー教室ー

吹雪｢石凪君｡｣

雪雫｢…吹雪､何か用か？｣

吹雪｢君とちょっと話してみたくて｡ねえ､君は選手じゃ…｣

雪雫｢そんな事話してる暇はない｡｣

吹雪「少しだけでいいから､ね？」

音無｢これは…た、大変です！｣

｢｢ん？｣｣

音無｢これ見てください！｣

音無のパソコンに映ってたのは破壊した学校の瓦礫の上に居るジェミニストームだった

『白恋中の者達｡お前達は我がエイリア学園に選ばれた､サッカーに応じよ｡
断ることは出来ない｡負ければ破壊が待っている｡助かる道は勝利のみ｡』

映像が切れた

雪雫｢……来る｣

服の中からバイブレーションが伝わってきた一定の感覚｡
携帯を開くと見たくもない名前が表示されていた。
だけど出なきゃいけない…のか？

皆に気付かれないようにそーっと教室を抜けると廊下を走って校舎裏の方へと向かった。
その間も着信は鳴ったまま。着いたところで一呼吸し受信ボタンを押した

『お久しぶりですロゼ様｡』

雪雫｢…何の用､研崎｡私は今忙しいんだ｣

研崎『これはこれは申し訳ありません。
ロゼ様｡我等の次の標的は白恋中に決まりました｡』

雪雫｢知っている､さっきライブ映像を見たから｡｣

研崎『流石ロゼ様、情報が速い。』

雪雫｢当たり前だろ､今エイリア学園騒動は各地に行き渡ってるんだから｡他に用がないのなら切るぞ｡｣

研崎『失礼しました｡ではロゼ様､最後の試合お楽しみください｡』

通話が切れた

雪雫｢……最後の､試合…？｣

何それ…？

雷門が負ける…？それとも私がエイリア学園に？

最後の言葉が頭に残り､眠りについた時には空が微かに明るくなっていた