【イナイレ】凍てつく常闇の氷姫α1 (ページ25)

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常闇２３ページ25

壁山｢あとでーぼくでー｣

栗松｢なんでやねん！｣

壁栗｢｢どうも､ありがとうございましたー！｣｣

1人温泉から出てキャラバンに近づくとキャラバンの方から皆の楽しそうな声が聞こえてきた

雪雫｢漫才か何かかな…｣

聞いててどこが面白いのかよくわからなかったけれど
とても懐かしいような光景に思える

昔は皆でサッカーしたり､笑ったり､些細なことで喧嘩したり､すぐ仲直りしたり…

雪雫｢あの頃は､楽しかったな…｣

｢何がですか？｣

突然背中から声が聞こえた

雪雫｢…音無｡何時から…｣

音無｢えっと､ついさっき､です…｡石凪さんが見えたから何してるのかなと思って…｣

雪雫｢…そう｣

昼間の､謝ったほうかいいよね…

雪雫｢…音無？｣

音無｢何ですか？｣

A｢昼間の…怒鳴って悪かった｡ごめん…｣

音無｢石凪さん…私気にしてませんよ？｣

雪雫｢え…｣

音無｢え…って､謝ってくれたじゃないですか！
遮られてたけど…｡

　でも､悪気が無いの昼間の石凪さんの顔みてわかりました｣

雪雫｢…ありがとう､音無｣

音無｢あっ!少し笑った!!｣

雪雫｢ん？｣

音無｢石凪さん､イナズマキャラバンに来てから一度も笑ってなかったんですよ？｣

雪雫｢そう､なのか？…俺だってわらったりするさ｡……人間なんだし…｣

音無｢そうですよね！
　石凪さん､結構優しんですね｡みんなとも普通に話せばいいのに｣

雪雫｢自分が優しいだとか意識したことない｡
それに…｣

音無｢それに？？｣

…今更遅いんじゃないかな…？
だったらこれで通り抜いて徐々に丸くなっていく方がいいとは思う

雪雫｢…いや､何でもない｡そろそろ戻ったらどうだ？体が冷える｣

音無｢そうですね｡石凪さんは戻らないんですか？｣

雪雫｢俺は…もう少しいる｡お休み､音無｣

音無｢はい！！｣