【イナイレ】凍てつく常闇の氷姫α1 (ページ21)

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常闇１９ページ21

北海道に向かうため山を越えているとバスが止まった

夏未「監督、何で止まったんですか？」

瞳子「狭いバスに乗ってばかりじゃ体が鈍るわ。トレーニングをしましょう！」

音無「あ、えっと、皆さんのためのトレーニングメニューもあります！」

円堂「やった！…あ、おい皆？」

瞳子「…いいわ」

姉さんはそのトレーニングメニューとやらを取り上げ、後ろに放り投げた

あれ？

瞳子「だったら、自主トレをしてもらうわ。この山の自然を相手に」

染岡「監督のメニューよりはマシだろうな」

壁山「そ、そうっすね…」

円堂「よーし、山だ！自然だ！特訓だー！！」

◆

音無「はい？」

夏未「さっきのトレーニングメニュー見せてくれないかしら」

音無「えっ！？だ、駄目です…」

雪雫「どうせ何も書いてないんだろ？

キャラバンのルームミラーで見えたけど、紙真っ白だったし」

音無「えっと、そのぉ…」

夏未「染岡君たちに自主トレさせるための監督の作戦ね」

目金「分かりましたよ！自主トレといっても染岡君たちが素直に従うはずがない。メニューがあると言っておけば監督の指示に従うよりかまだ自主トレの方が良いと思う。
そういうことですね？」

音無「はい…」

秋「ところで、目金君は特訓いいの？」

目金「ほら！僕はイナズマキャラバンの知性ですから！特訓はちょっと」

夏未「だったら手伝ってくださる？」

目金「はい？」

音無「あ、あの…石凪さんも手伝ってください！」

雪雫「…え？」

手を引かれるまま四人に着いてきたのはいいんだけど…

雪雫「(何やるんだ？)」

キャラバンの後部から出てきたのはピッカピカに輝いている収納式のキッチン
雷門曰くフランス料理も作れるらしい

夏未「で、何を料理するの？」

木野と音無に問いかけると二人は笑顔であるものを取り出した。

雪雫「(あ、なるほど。飯盒ね)」