【イナイレ】凍てつく常闇の氷姫α1 (ページ15)

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常闇１３ページ15

酷いものだった｡

俺が来た時には13-0｡

雷門イレブンは苦戦を強いられていた

目の前にはリュウジ…いや､レーゼ達がいた

雪雫｢リュウジ…皆…｣

信じたくはないけど､これは現実だ

でも、私にはわかる。
みんな辛そうな顔をしてるってことは

豪炎寺･風丸｢炎の風見鶏！｣

シュートはゴールの少し上を通っていった
着地も失敗した

土門｢そんな事あるのかよ、豪炎寺が2回も外すなんて…｣

2回も外した…？
今まで映像で見てきた試合では止められることもあるがコースを外すなんてのは見られなかった。
なにか原因がある…

豪炎寺の目線の先には見覚えのある顔が3つ

雪雫｢(エージェント！…まさか､豪炎寺に何かしてるんじゃ…！)｣

音無「あ、石凪さん！もう大丈夫なんですか？」

雪雫「！…ああ。今は後半か？」

音無「…いえ、もうすぐ…前半が終わります。」

雪雫「前半！？この得点差は…予想外だ…。」

直後、前半終了の笛の音が鳴り響いた

円堂｢攻撃パターン？｣

鬼道｢例えば＿＿＿＿｣

円堂｢すげーぜ鬼道！やっぱお前は天才ゲームメーカーだ！｣

風丸｢これならいけるな！｣

俺はキーボードを触る指を止めた

染岡｢奴等の攻撃パターンさえ分かればこっちのもの！後半は点とっていくぜ！｣

｢｢おお！｣｣

それじゃ､駄目なんだよ

瞳子｢甘いわね｡確かに鬼道君の言う通り､ジェミニストームには一定のパターンがある｣

秋｢監督も気づいていたんですか？｣

瞳子｢見てればわかります｡途中から来た石凪さんだって気づいてるはずよ｣

円堂｢え､本当か！？｣

雪雫｢…ああ｣

円堂｢スッゲーぜ石凪！！｣

雪雫｢それより君達は、今の自分達の状態を理解してないのか？｣

雷門｢｢…？？｣｣

雪雫｢今の君達のスピードじゃ奴らのスピードにはついていけない｡攻撃パターンが分かったくらいで倒せると思うな。｣

円堂｢じゃあ､どうしろって言うんだよ！｣

瞳子｢こちらのディフェンスを全てここまで上げて､全員攻撃するのよ｣

土門｢そんなに上がるんですか？｣

風丸｢でもそれじゃあディフェンスがいないも同然｡それこそ奴らに抜かれたりでもしたら終わりじゃないですか！｣

雪雫｢抜かれないようにすればいいだけだ。｣

財前｢なにあの監督と石凪って奴！｣

円堂｢俺もまあ､よく分かんないんだけどさ…
とにかくやってみようぜ！SPフィクサーズに勝てたのも､監督の作戦があったからなんだからさ！｣