輪廻の鎖の守護者、我は不滅のダークマター ページ29
「シゲと小山、なんか雰囲気変わったよね」
休み時間、まっすーに急にそんな事を言われた。前回未遂に終わった事にドキリとして、思わず聞き返してしまう。
「いや、なんかさ。幼馴染みって言う微笑ましい関係から…なんかちゃんと恋人！ってなった感じ。言葉で言うのは難しいんだけどさ…なんか、変わった。良い意味で。」
自分では全く分からん。
だけどずっと一緒にいたまっすーに言われたらそうなのかな。良い風に…俺たちの関係構築出来てるんだ。
「でも、言ってる意味分かるかも。手越とまっすーなんかもそうだよ」
俺たち似たものカップルだしね。
素直にそう言うと、ピュアなまっすーは照れてか何も言わずに俯いた。
「ふん…。下らん…。愛に溺れる人間の愚かな事よ。それにな貴久よ、貴様の発言は間違っているぞ。何度も言っているが、慶一郎は私の駒だ。奴 隷、下僕！それ以上でも以下でも無い！」
「たぶん、シゲの言う下僕は愛なんだろうね」
「なっ…。抜かせ！愛など存在せぬ！在るのはダークマター、血液、そして貴様ら人間共が恐怖に歪んだ表情、それだけで私の全てが構成されている！」
まっすーのにこにこ余裕な笑顔に焦るかのように訂正する俺の小さな吸血鬼。
「ところで2人はどこまで行ったのぉ？」
手越が下品な笑顔を浮かべてシゲに攻撃する。あーあ。シゲまた困ってる。
「ど…奴 隷としての調教の話だな？それは勿論ありとあらゆる拷問を」
「調教されるのはシゲちゃんの方でしょー」
頬杖をつきながらにやにや手越は容赦ない。
シゲは相変わらず顔を真っ赤にして子供みたく否定する。
「笑止…！人間如きが私に勝てると思うかね？浅はかだ、貴様も冷酷な深淵へと誘ってやろうか？」
「こんなに素直じゃないシゲちゃん、調教しがいがありそうだよねー」
「聞いているのか貴様…！」
へらへら笑いながらノーダメージの手越に何を言ったって通用しない。
焦るシゲ。可愛い。この2人のやり取り、俺は結構好き。
「こないだだって、耳噛まれて半泣きになっちゃって可愛かったよ？」
「そ、それは貴様がいきなり仕掛けてきたからだ！卑怯者め！人間の小汚い手段にはつくづく呆れ果てるぞ！」
「じゃー今度はちゃんと予告するね。胸触ってもいい？」
「なっ、や、やめ…！離せ！やだっ、慶ちゃん！慶ちゃん助けてぇ！」
はい、いつも通りの光景です。
出来すぎた結果に既に笑うしかないんだけどね。
禁断の地で約束のジェネシスを共に→←リバースカードが切られたその刹那、
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chaimai#(プロフ) - イチゴタルトさん» ありがとうございます！1番！？うわー光栄です！番外編はまたネタが集まり次第...ですかね！笑 (2018年5月31日 10時) (
レス) id: 66c8a59a90 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴタルト - すっごくおもしろかったです！ これまでで見た小説の中で一番すきかも(笑) 番外編書いてくれると嬉しいです！ (2018年5月29日 19時) (レス) id: 74a386a12e (このIDを非表示/違反報告)
chaimai#(プロフ) - 慶也さん» 最後まで読んで頂いてありがとうございます！終わりを悲しんでもらえる話がかけて良かったです…。(ﾉ.･)<紳士淑女の皆々様…また会おうぞ…。 (2018年2月8日 20時) (レス) id: 66c8a59a90 (このIDを非表示/違反報告)
慶也 - 完結おめでとうございます！毎日楽しみにしていた作品で、おわるのがかなしいです…。 (2018年2月8日 17時) (レス) id: 70d225106c (このIDを非表示/違反報告)
chaimai#(プロフ) - しげこさん» 最後まで読んで頂き、更にあ名残惜しく感じて頂きありがとうございます。(ﾉ.･)暗黒の魔界へ誘り奉る…。今宵また会おうぞ人間どもよ。……との事です。 (2018年2月8日 1時) (レス) id: 66c8a59a90 (このIDを非表示/違反報告)
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