カルテ206 ページ7
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海賊達を私と海王類から遠ざけて話をする事にした
普通の人間に聞かれては不味いのかもしれない
私はどうでもいいが、この海王類が嫌な思いをするのは私が嫌だ
海賊が船の端の方で引き続き航海を続けさせている内に話し掛けてみた
「それで、私に何か用か？」
【女王様…、お願いが御座います】
「お願い…？」
海王類はその美しい瞳を愁いに染めて語る
大きく裂けた口がか細く動く
【力を…お貸し願えませんでしょうか】
「？…力……？」
【はい。何故か分かりませんが、人間の魂が…この海底に眠っております】
「！！？」
【女王様ならきっとお救い出来るでしょう。どうかお力添えを…、女王様】
魂…？それも人間のだと…！？
一体どういう事だ？
何が起きている…？
これは…私だけでは何とも言えない
だったら…
「アンドリュー」
「はい！姐さん！！」
「私は一旦船を空ける。先に海流に乗って新世界に向かえ、いいな？」
「えぇ！？な、何でですか！？姐さん！」
「ちょっとした用事だ、帰ってこない場合もあるが気にするな。分かったなら返事しろ」
「ぅ…はい！！」
「よし」
アンドリューに後を任せ、私は海王類の背に飛び乗った
流石にそのまま海に飛び出すとは思っていなかったらしく、全員私を見て驚く
器用な事に目玉飛び出している奴も何人か居る
どうやったらそんな芸当が出来るのやら…
私はと言えばレガリアに膜を張ってもらい、そのまま海王類に掴まった
「よし、頼むぞ」
【仰せのままに】
「…あ、そうだ。サピロス！」
呼んで数秒でサピロスは深海から姿を現した
絶対その辺に居ただろ
「サピロス、この海賊船を新世界まで連れて行ってくれ」
【！？ただの人間ならまだしも…海賊ですぞ！？】
「妙な真似をするならそれ相応の対処は私がする。何かあれば呼んでくれ。分かったか？」
【…はい、承知しました】
サピロスの護衛の下、ガレオン船は海流に乗って上昇していく
それを見送った後、私がするべき事は1つだ
「じゃあ行こうか、その魂の元へ」
【はい】
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(処方:力添え)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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白龍 - お久しぶりです〜！ この作品に出会った当初私は中学生で不登校でした、そんな中での此処は心の支えでもありました！☺️ 今では資格も取り就職して働いています。またコメントでお話、作品を見られるのを心から待っています！！ (10月10日 2時) (
レス) id: ef42c70218 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - お久しぶりです🥰🥰私も続きとても楽しみにしています🥰🥰 (8月4日 4時) (レス) id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
立青(プロフ) - お久しぶりです立青です〜！白さんとユリシィ様(女神様)親衛隊を結成したのが昨日のように思い出せるくらい今でも大好きです！親父殿を知るきっかけとなった沼のような作品で、続きが気になり続けてます🥺 (7月29日 19時) (レス) id: 45ba2eb794 (このIDを非表示/違反報告)
白龍 - この先のストーリーを自ら考えて妄想してます☺️ (2023年5月2日 0時) (レス) id: 7ff70cdf2f (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - とても楽しみにしています。続きいつまでも待っています🥰🥰 (2023年2月16日 16時) (レス) @page47 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリシィ | 作成日時：2017年5月1日 15時
